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契約更新について「大事なことだけど、まだまだやることはある」とベンガルズQBバロウ

2023年09月10日(日) 17:24

シンシナティ・ベンガルズのジョー・バロウ【NFL】

現地10日(日)のクリーブランド・ブラウンズ戦で、シンシナティ・ベンガルズのクオーターバック(QB)ジョー・バロウは5年2億7,500万ドル(約406億4,088万円)の契約にサインしてから初めてフィールドに立つ。

新たな契約延長によって年俸は5,500万ドル(約81億2,818万円)となり、彼はNFL史上最高額の報酬を稼ぐ選手となる。

「すごく大きな意味を持っている」と9日(土)に記者会見で話したバロウの言葉をチーム公式サイトが伝えている。「俺はフィールドでいいプレーをするために懸命に努力しているし、自分自身の扱い方、この組織にとってベストな自分でいられるためにはどうしたらいいかをすごく考えている。それに対する報酬が得られるということは俺にとってすごく重要だよ。ただ、まだまだやることはたくさんある」

ベンガルズで司令塔を務めた最初の3シーズンでバロウは42試合に出場し、11,774ヤード、タッチダウン82回、インターセプト31回という成績を残した。その3年間で彼はチームをAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームに2度、そして2021年シーズンのスーパーボウルへと導いている。近い将来のフランチャイズクオーターバックとしてベンガルズがバロウを囲い込んだのも驚きではない。

「私の父がいつも言っていたことだが、NFLのクオーターバックというのは車のキーのようなものだ」とベンガルズ社長のマイク・ブラウンは声明で述べた。「いくら素晴らしい車を持っていても、それを走らせてハイレベルで操縦するにはキーが必要だ。われわれにはジョーといういいキーがある」

「グレッグ・クックに始まり、現在のジョーに至るまで、わがフランチャイズには長年にわたって多くのいいクオーターバックがいて幸運だった。回廊には6人のプロボウル選出クオーターバックたちの肖像が飾られているし、ジョーはフットボールというゲームを愛するインテリジェントな選手だ。優秀な人々がそろっていることに満足している」

26歳のバロウは新契約にサインする適切な時期を待って長いオフシーズンを過ごした。その間にリーグ内では他のクオーターバックたちが新たな契約延長を獲得していった。フィラデルフィア・イーグルスのジェイレン・ハーツは5年2億5,500万ドル(約376億8,518万円)で契約延長し、ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソンは5年2億6,000万ドル(約384億2,410万円)でサイン、またロサンゼルス・チャージャーズのジャスティン・ハーバートは5年2億6,250万ドル(約387億9,356万円)で契約を交わした。

バロウのフットボールジャーニーは多くのNFLクオーターバックが遭遇するかもしれない道のりだ。カレッジでの最初の3シーズンはオハイオ州立大学でプレーし、バッカイズの一員として10試合をプレーした。2018年に彼はルイジアナ州立大学(LSU)に移ることを決める。3年時のバロウはタッチダウン16回、インターセプト5回という成績だった。それが5,671パスヤード、タッチダウン60回でインターセプト6回という記録に変わり、ハイズマントロフィーを獲得したのは4年目になってからのことだった。

LSUで成功し、2020年にドラフト全体1位で指名されながらも、バロウは今でもオハイオ州立大学時代の汚名をそそぐことに意欲的だ。

「オハイオではやり残した仕事がある。俺の中で運動選手として失敗だったのはオハイオ州立大学時代だけなんだ」とバロウは言っている。「そこではプレーができなかった。復活して汚名をそそぐことは俺にとってずっと大事な意味を持っている」

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