バッファロー・ビルズと戦ったマンデーナイトフットボールでニューヨーク・ジェッツからのデビューを果たしたクオーターバック（QB）アーロン・ロジャースだが、その試合はスナップ4回分しか続かなかった。

ジェッツでの最初のドライブ中に、4度のMVPであるロジャースは相手パスラッシャーのレナード・フロイドにサックされ、左足が不自然な形でねじれた。ヘッドコーチ（HC）ロバート・サラーは試合後の記者会見で、ロジャースはアキレス腱を断裂したと見られると報道陣に明かしている。

ケガの様子について、サラーHCは「良くない」とコメント。

現地12日（火）にMRI検査が行われる見込みであり、そこでアキレス腱断裂が確定すれば、ロジャースのシーズンは終了することになる。

ギャンググリーンで先発として過ごした2シーズンで8勝14敗を記録したバックアップQBのザック・ウィルソンがリリーフとして登場し、ジェッツを驚きのオーバータイムでの勝利に導いている。試合は22対16で決した。

サラーHCは報道陣に、今の思いは“他ならぬアーロンの元だけにある”と話し、ロジャースの負傷が実際に確認されれば、ウィルソンが今後も先発の役割を続けると述べている。

ジェッツが最後にプレーオフ進出を遂げたのは2010年のことで、それ以降で勝率.500を越えたのは1度のみ。一方、同じ期間でAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）東地区の最下位になったことは7回ある。

過去3シーズンのジェッツは連続して最下位に終わっており、2022年シーズンは4人のクオーターバックが先発するも、いずれも振るわない結果しか残せなかった。

そんな中で、救世主として迎えられたのがロジャースだった。

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