スティーラーズDEヘイワードがそけい部負傷で数週間の離脱へ
2023年09月12日(火) 14:41シーズン第1週にホームでサンフランシスコ・49ersに落胆の敗北を喫したピッツバーグ・スティーラーズに、さらなる逆境が訪れている。
スティーラーズのディフェンシブラインマン(DL)であるキャメロン・ヘイワードが、現地10日(日)に負ったそけい部のケガの影響で数週間離脱する見込みだ。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが、情報筋の話を元に月曜日に伝えた。
ラポポートとガラフォロによれば、ヘイワードは手術も一つの選択肢として検討しており、故障者リザーブ(IR)リスト入りする可能性が高いという。IRに置かれる期間が短くて済むのであれば、ヘイワードは最短で4週間欠場することになる。
ベテランDLのヘイワードは敗北した日曜日の試合に復帰しようとしていたが、プレー1回の後に、残る試合から除外された。ヘイワードは前半にQBヒット1回、タックル0回をマークして戦線から外れている。
サンフランシスコ・49ersはヘイワードの不在をチャンスとし、ランニングバック(RB)クリスチャン・マカフリーのラッシングアタックに集中。マカフリーは第3クオーターで65ヤードのタッチダウンランを披露し、1日を通じて152ヤード、キャリー平均6.9ヤードをマークした。
スティーラーズのヘッドコーチ(HC)であるマイク・トムリンは、30対7でサンフランシスコに敗れた後、「われわれはいろいろな意味で衝撃を受けた」と話している。
元より大敗という警鐘を耳にしつつシーズン第2週に向かおうとしていたチームに、ヘイワードの損失というさらなる打撃が加わった。
ヘイワードが抜けることで、アイザイア・ラウダーミルクとドラフト2巡目指名選手であるキアヌ・ベントンのプレータイムが増えることになるだろうが、13年目のベテランの経験やリーダーシップは埋められるものではない。
ヘイワードは6年連続でプロボウルに選ばれており、2年連続でサック10回以上を記録。34歳のヘイワードの能力はDラインと共に正当に評価されないことが多く、相手チームがヘイワードの存在に注目することで、近年のT.J.ワットのエリートパスラッシャーへの急激な成長が助けられた部分がある。
昨年の今頃、ワットは大ケガを負っている。そういった経緯から、トムリンHC率いるチームは、逆境に慣れているとも言える。しかし、ディフェンスラインに屈強な選手がいないことは、決してチームの歩みを楽にしないだろう。
0勝1敗のスティーラーズは、9月18日に1勝0敗のクリーブランド・ブラウンズと対戦する。
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