QBガロポロがレイダースの一員として初めて臨んだ試合でチームメイトを魅了
2023年09月12日(火) 15:10クオーターバック(QB)ジミー・ガロポロは初めてラスベガス・レイダースの一員として臨んだ試合で、キャリアで12回目となる第4クオーターでの逆転劇を演出し、地区ライバルのデンバー・ブロンコスを相手に17対16の勝利をもたらした。
チーム公式サイトによると、ヘッドコーチ(HC)ジョシュ・マクダニエルズは「彼は良いリーダーだ。このリーグで多くの試合に勝ってきた」と述べ、こう続けたという。
「ロッカールームにいるみんなは、自分たちに誰がついていて、彼に何ができるのか、どれほど競争力があるのかを知っていると思う。彼は素晴らしいリーダーだ。コミュニケーション能力も高い。ただただ勝つために必要なことをしている」
「自分の成績とかそういうことを気にせず、ただ“チームの勝利のために自分のポジションでできることを何でもやってみよう”という感じだ。彼がレイダースの一員であることをものすごくうれしく思っている」
ガロポロは第1ダウン獲得を目指してスクランブルした際にイリーガルな接触を受け、2回のプレーで試合を離れることになった。しかし、投球の許可を得ると、ブルーのメディカルテントからフィールドまで全速力で駆けつけ、この試合における最初のタッチダウンを実現させている。
ランニングバック(RB)ジョシュ・ジェイコブスは「あいつは最高だ。勝つために大事な場面でヒットを受けることをいとわないクオーターバックを、俺は尊敬している」と語った。
良いスタートを切ったガロポロとそのオフェンスだが、次のドライブでは調子を崩し、短いフィールドゴールを蹴る羽目になった。試合後半に挑んだ最初のドライブで、ガロポロはこの試合で最大のミスを犯し、エンドゾーンでインターセプトを喫している。これにより、レイダースが同点に追いつく、あるいはリードを奪うチャンスはついえてしまった。
「あのピックはひどかった。バカな判断だった」と振り返ったガロポロは「あそこで点を取って、何もないときに投げなきゃいけなかった。メンタル面のタフさが発揮されて、みんな踏ん張ってくれたと思う。みんな俺のことを信じてくれたし、俺はそれに感謝している」と続けている。
フィールドゴールを決めたブロンコスから6点差をつけられた後、調子を取り戻したガロポロは点差を巻き返すタッチダウンドライブを演出。そのドライブでは18ヤード、16ヤード、20ヤードのパスを成功させ、最後はワイドレシーバー(WR)ジャコビ・マイヤースへの6ヤードのタッチダウンパスで締めくくった。
最終ドライブにおいて、ガロポロは試合終了まで残り2分の時点で迎えた第3ダウン残り7ヤードの場面でスクランブルし、ブロンコスからボールを取り返されないようにすることで勝利を確定させた。
ディフェンシブエンド(DE)マックス・クロスビーは「あいつは最高だ。俺たちは毎日、練習でそれを見ている。今日はそれを見せつけてくれた。見ていてワクワクする」と話している。
ガロポロは今回の試合でパス26回中20回を成功させて(成功率76.9%)、200ヤード、タッチダウン2回、インターセプト1回、パサーレーティング107.9を記録した。
【RA】