ジェッツQBアーロン・ロジャースは左アキレス腱断裂、新天地での新章はわずか4プレーでシーズン終了
2023年09月13日(水) 01:56ニューヨーク・ジェッツ再興を目指したアーロン・ロジャースの野望はわずか4プレーで終わった。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが情報筋の話として伝えたところによると、現地12日(火)、ロジャースとジェッツにとって最悪の懸念が現実のものとなり、MRI検査の結果、前夜に行われたバッファロー・ビルズ戦でロジャースが左アキレス腱を断裂していたことが判明したという。これにより、ロジャースは始まったばかりの2023年シーズンをすべて欠場することになる。
再興を目指すルネサンスシーズンと期待されていたジェッツにとっては開幕直後の大打撃であり、今年12月2日に40歳を迎えるロジャースにとっては何かと疑問の残る事態だ。
今後は2021年NFLドラフト全体2位指名を受けたザック・ウィルソンがジェッツの先発クオーターバック(QB)を担当する。これはロジャースにアキレス腱断裂の恐れが浮上した月曜夜の試合後にヘッドコーチ(HC)ロバート・サラーが明かしていた。
ロジャース不在は今季初戦の劇的勝利に影を落とした。長きにわたって低迷に苦しんできたジェッツは楽観さを持ってオフシーズンを過ごし、2023年シーズンを迎えたはずだったが、まともに始まる前に破綻してしまった。
2017年以降、ケガによる欠場がなかったものの、ロジャースはジェッツのデビュー戦をわずか4プレー(うち1プレーはペナルティによるもの)で終え、パスは1回投げて通らず、QBレーティングは39.6だ。3回目のドロップバックでは最初の2回と同様にプレッシャーを受けたが、このときはビルズのパスラッシャーであるレナード・フロイドが襲いかかり、ロジャースの左足が芝に引っかかる形でアキレス腱を断裂するに至った。
4度のMVP受賞経歴を持つロジャースは当初、立ち上がったものの、その後、再び座り込んだ。
ロジャースはブルーのメディカルテントに入ったあと、カートに乗せられてロッカールームまで運ばれている。試合の中継中にはウオーキングブーツを履いてX線検査に向かう様子が映し出されていた。
X線検査を経て、当初は足首のケガだと考えられていたが、実際にはアキレス腱を損傷していた。
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