ジェッツ戦で4回のターンオーバーを喫したビルズQBアレン、“負けたのは俺のせい”
2023年09月13日(水) 15:02バッファロー・ビルズのクオーターバック(QB)ジョシュ・アレンは2022年にメットライフ・スタジアムで経験した悪夢を再び味わい、いくつもインターセプト(INT)を喫して、ニューヨーク・ジェッツとの同地区対決に勝利するチャンスを潰してしまった。
延長戦でジェッツに22対16で負けたマンデーナイトゲームについて、アレンは「無理にパスを通そうとした。同じひどいミス、同じ場所、違う日だ」と語る。
アレンは4回ボールを失い、そのうち3回がインターセプトで、その数は自身のキャリア最多に並んだ。ターンオーバーの中の3つは後半戦で起きており、ビルズはハーフタイムの次点で13対3としていたリードを無駄にしてしまった。
このターンオーバーの山は、去年の11月にアレンが悲惨な経験をしたジェッツ戦を思い起こさせる。その時、アレンは2回のインターセプトを喫しており、パス成功率は52.94%で206ヤードしか進めず、タッチダウンはなかった。
アレンにとってジェッツはキャリアで最もターンオーバーが多い相手であり、その数は17回に上る。
「優れたディフェンスと戦ったけれど、2つの敵と同時に戦うことはできない」とアレンは振り返り、「相手と自分たち、両方とも戦うわけにはいかない。今夜は、俺が自分たちの敵だったんだ」と続けた。
アレンは3回のパスを、カバーされた状態で無理に投げた。最初の1つは、いわばアームパントだった。次のパスは、2人にマークされたままワイドレシーバー(WR)ステフォン・ディッグスに深く投げた愚かな判断。最後のインターセプトでは、WRゲイブ・デービスがサイドラインで全くフリーではなかった。ファンブルについては、アレンがホットスナップに備えていなかったせいで、何かしようとする前にボールを捕まえることができなかったのだ。
自らの責任を受け入れ、「今夜はチームに迷惑をかけた、チームに負担をかけてしまった」と話すアレンは、こうつけ加えている。
「去年に酷似しているし、そう感じるのは最悪だ・・・。チームは一生懸命プレーした。ディフェンスは俺たちオフェンスにチャンスをくれた。勝てなかったのが俺のせいだと感じるのはつらい」
ターンオーバーはアレンのキャリアの特徴となっている。アレンは2018年にドラフトされて以来、NFLで最も多い84回のターンオーバーを経験している。その一部は、大砲のような腕を持つQBがプレーを決めようとした結果だ。しかし、マンデーナイトゲームであったようなものは、アレンのレベルのベテランQBには許されない。
「彼(アレン)は、自分にはもっと良くできると知っている」とヘッドコーチ(HC)ショーン・マクダーモットは述べた。
「私も彼にはもっと良いプレーができると知っている。もっと賢くプレーもできる。それが必要だ。まず1番に健康を保つため、そして、2番目にはボールを守るために。彼にはもっと良いプレーができる」
ビルズは通常より短い1週間の後、日曜日にラスベガス・レイダースを迎え撃つ。アレンにとっては、マンデーナイトゲームの悪い後味を払拭するチャンスになるだろう。
「わざとインターセプトを投げにいっているわけじゃない」とアレンは言い、こう続けた。
「ビデオで何がいけなかったのか確認して、素早く修正する必要がある。短い1週間だし、この試合が次に影響してはいけない」
シーズンは長い。早めにひどい試合を経験することは、アレンとビルズにとって良いことかもしれない。その経験を、1月にするよりは。重要なのは、悪い経験が連鎖しないようにすることだ。アレンとビルズは、1試合の失敗で2023年のシーズンを台無しにするほど勝負下手ではない。
【KO】