NFLから2シーズン離れていたランニングバック（RB）タリク・コーエンが、カムバックを試みている。

負傷の影響で2020年を最後にリーグでプレーしていないコーエンが、カロライナ・パンサーズと練習生として契約を結ぶ予定だと、現地12日（火）に『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが報じている。

現時点でアクティブロースターに名前が載ることはないとは言え、28歳のコーエンにとってこれは一つの成果だ。有望なキャリアスタートを切ったコーエンだが、これまでに複数のケガに見舞われてきた。

コーエンは2017年ドラフトの4巡目でシカゴ・ベアーズに指名されている。167.4cmという身長にもかかわらず、コーエンは何でもこなす能力によって名をあげ、ラッシャー、パスキャッチャー、スペシャルチーマーとして活躍してきた。コーエンは2年目でプロボウルに選出されており、その年には725レシービングヤードと444ラッシングヤード、パントリターンで441ヤードを記録している。

不運にもコーエンは2020年シーズンの第3週に膝に重傷を負い、残るシーズンと2021年シーズンを逃した。昨年は復帰を試みていたものの、2022年5月にアキレス腱を断裂。フィールド復帰はさらに先送りされた。

久しぶりに健康状態を取り戻したコーエンにとって、パンサーズとの練習生契約はゲーム復帰に向けた次の一歩になるだろう。

パンサーズのアクティブロースターには3人のランニングバックがいる。コーエンは他の2人と共に、練習生に名を連ねる予定だ。

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