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チーフスDTジョーンズの1年契約は最大約37億円に

2023年09月13日(水) 09:30


カンザスシティ・チーフスのクリス・ジョーンズ【AP Photo/Ed Zurga】

カンザスシティ・チーフスのスターディフェンシブタックル(DT)クリス・ジョーンズの新たな1年契約には、およそ500万ドル(約7億3,573万円)のインセンティブが含まれている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地12日(火)に状況を知る人物の話をもとに報じたところによると、ジョーンズは最大2,500万ドル(約36億7,864万円)相当の1年契約を結ぶという。

すでに受け取ることが決まっていた基本給1,950万ドル/約28億6,934万円(そこからシーズン第1週のゲームチェック108万ドル/約1億5,892万円とトレーニングキャンプを欠席したことによる罰金を差し引いた額)は変わらないが、ジョーンズは今季も成功を収めた場合にさらに大きい額を稼ぐチャンスを手に入れている。

ラポポートによれば、ジョーンズのインセンティブの詳細は以下の通りとのこと。

・プレータイムの35%に参加すると100万ドル(約1億4,716万円)
・プレータイムの50%に参加すると100万ドル
・サック10回で125万ドル(約1億8,395万円)
・サック15回でさらに50万ドル(約7,358万円)
・オールプロのファーストチーム選出と第58回スーパーボウル出場で100万ドル
・ディフェンス部門年間最優秀選手賞受賞と第58回スーパーボウル出場で100万ドル

この契約の特筆すべき点は、チーフスが2024年にジョーンズにフランチャイズタグをつける能力を保持し、スターディフェンシブタックルに対する影響力を確保しながら、オープンマーケットに出さないようにする可能性があることだ。NFLネットワークのジェームス・パーマーによると、2024年のタグナンバーは約3,240万ドル(約47億6,750万円、2023年におけるジョーンズのキャップナンバーの120%増)になるとのこと。

オフシーズンを通してホールドアウトしてきたジョーンズは、若手DTの多くが今オフシーズンに結んだ年俸2,100万ドル(約30億9,005万円)から2,400万ドル(約35億3,148万円)の契約ではなく、ロサンゼルス・ラムズのDTアーロン・ドナルドの年俸3,166万ドル(約46億5,962万円)に近づける新契約を求めていた。最終的に、両者はそのギャップを埋めるためにインセンティブを盛り込んだ契約で合意している。

デトロイト・ライオンズに敗れたシーズン開幕戦におけるジョーンズの欠席は注目に値するものだった。チーフス守備陣は全体的に良いプレーを見せていたが、後半はライオンズのオフェンシブラインに押され気味だったと言えよう。クオーターバック(QB)パトリック・マホームズ時代に初めて2試合以上で勝率.500を下回ることを避けたいチーフスにとって、日曜日のジャクソンビル・ジャガーズ戦を前にワールドクラスのDTが戻ってくることは大きな恩恵となるだろう。

【RA】