24対3で敗れたクリーブランド・ブラウンズ戦でのシンシナティ・ベンガルズのクオーターバック（QB）ジョー・バロウのパフォーマンスは、いつものバロウらしくなく、オフェンスを動かすのに苦労していたことは心配の種だった。どうやら、バロウが先週の問題を解決しようとした方法のひとつが、今週の練習を前にしたヘアカットだったようだ。

現地13日（水）に記者から、なぜ今のタイミングで新しいスタイルにしたのかを聞かれたバロウは「日曜日にあんな試合があったからだ」と答えた。

今回のカットによってバロウはキャリアの大半を占めてきた短めのルックスに戻っており、ベンガルズも自分たちのQBから見慣れたハイレベルなプレーが戻ってくることを期待している。

バロウはシーズン第1週にキャリア最低の82ヤードという記録を残し、パス成功率は45.16％だった。初のプロボウル入りを果たし、MVP投票でも4位に入った昨シーズンは、1試合平均279.7パスヤード、成功率68.3％を記録していたため、バロウの普段の数字とは大違いだ。

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— Cincinnati Bengals (@Bengals) September 13, 2023

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バロウは髪型について、冗談で答えた部分もあるというが、この発言の根底には本気度が感じられる。ベンガルズが右肩上がりになりたいのであれば、何かを変える必要があり、バロウは外見の変化がフィールドでの改善につながることを望んでいるのかもしれない。新しい髪型、以前のジョー・バロウというように。

バロウは先週の日曜日に見せたプレーのいくつかの面で改善する必要があるが、健康面については心配する必要がないと発言。トレーニングキャンプ序盤にふくらはぎを痛め、プレシーズンを全休したバロウにとって、シーズン第1週は1月に行われたAFC（アメリカン・フットボール・リーグ）チャンピオンシップ以来となる試合出場のチャンスだった。日曜日の試合後、ふくらはぎは“いい感じ”だとバロウは語っており、練習の状況もそれを裏づけている。水曜日に、バロウはフル参加だとされていた。

新たな髪型と、それに伴うフィールドでの変化を期待して、バロウは今、ボルティモア・レイブンズとの対戦で軌道に乗ることを試みて、2年連続2連敗のシーズンスタートを避けることを望んでいる。バロウのキャリアにおける対レイブンズ戦は3勝3敗で、2022年のレギュラーシーズンではベンガルズがプレーオフでACF北地区のライバルを下すまで、両チームは競り合っていた。

バロウはレイブンズについて「彼らはオフェンスでボールをよく走らせるから、ポゼッションが制限される。そしてディフェンスはタフで、フィジカルで、スキームがしっかりしている。彼らは今まで映像で見たことのないようなブリッツを送り込んでくるし、週ごとに素晴らしいゲームプランを持っている。彼らはいい選手、いいコーチ、いいスキームを持っているから、チャレンジになるだろう」と語った。

レイブンズ対ベンガルズはアメリカ東部時間9月17日（日）13時【日本時間18日（月）2時】にシンシナティでキックオフする。

【AK】