QBパーディーの“気迫”あふれるプレーが攻撃陣に“伝染”したと49ersのWRブランドン・アイユーク
2023年09月14日(木) 14:38クオーターバック(QB)ブロック・パーディーは現地10日(日)にピッツバーグ・スティーラーズに大勝した試合で、レギュラーシーズンの先発としての成績を6勝0敗とし、完ぺきなキャリアのスタートを維持した。サンフランシスコ・49ersのクオーターバックであるパーディーは、少なくとも1950年以降、6勝0敗でスタートし、キャリア最初の6試合でそれぞれ複数のタッチダウンを記録した唯一のシグナルコーラーとなっている。
火曜日、シーズン第1週に129ヤード、タッチダウン2回の活躍を見せたワイドレシーバー(WR)ブランドン・アイユークは、パーディーの威勢がチームに伝わっていたと『KNBR』に話した。
アイユークは『49ers Web Zone(49ersウェブ・ゾーン)』で「彼はすごく落ち着いてプレーしているけど、冷静さと緊迫感も持ち合わせている。冷静さと緊迫感がミックスされたような感じだ。彼は決して遅れない。常にポイントを押さえているんだ。前に出る準備ができている。彼のプレーは、オフェンスの他の選手やチームの他の選手にも伝わっていく。前にも言ったように、彼には”その能力”があるんだ」と話した。
ドラフト最下位指名の“ミスター・イレレバント”からNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区王者へと君臨する中で、パーディーは歴史的な意味で優れた記録を残している。パーディーのパサーレーティング117.5は、スーパーボウル時代におけるクオーターバックの最初の6勝の中で、カート・ワーナー(131.5)に次いで2番目に高い。
アイユークは「パーディーはデビューしたときから素晴らしい仕事をしてくれた。マイアミ・ドルフィンズ戦で交代することになった時でさえね。信頼はとても大きいと思う。攻撃陣ではいつもその話をしている。もしクオーターバックが、俺たちがあるべき場所にいると信頼できれば、視野が狭くてもパスを通すことができる。パスを通し、スティックを動かし、オフェンスの流れを維持し続けることができる。そのためには信頼が一番大事だと思う」と語った。
「でも、パーディーとプレーするのは楽しいんだ。彼は毎週俺たちに自信を与えてくれる。大きな自信を持つことができ、試合に勝つだけでなく、素晴らしい試合をするチャンスもある。だから彼とプレーするのが大好きなんだ」
ヘッドコーチ(HC)のカイル・シャナハンとコーチングスタッフが、攻撃陣を前に動かし、リードし、場合によってはトラブルを回避するのに、パーディーを信頼しているのは明らかだ。いずれはどこかのチームがパーディーを打ちのめし、手荒なプレーをするだろう。それは最高に優れた選手にも起こることだ。そのとき、若いクオーターバックがどう立ち直るかが問題になる。
ともあれ今は、49ersは同地区のライバルであり、シーズン第1週にシアトル・シーホークスに圧勝したロサンゼルス・ラムズを相手に、レギュラーシーズン連勝を目指している。
【AK】