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シーズン第1週でWRムーアがターゲット2回だったことに「がっかり」とベアーズOCゲッツィ

2023年09月15日(金) 12:31


シカゴ・ベアーズのD.J.ムーア【NFL】

シカゴ・ベアーズは先週末のグリーンベイ・パッカーズ戦で大敗した原因をじっくりと検証した結果、互いの信頼関係、そしてオフェンスのスキームに対する信頼が欠けていることに気づいたようだ。

現地14日(木)にそう話していたのは攻撃コーディネーター(OC)のルーク・ゲッツィで、それはクオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズが38対20の敗戦で保守的すぎたと水曜日に認めた理由を聞かれた際の返答だった。

「結果的に1対1のプレーや相手のポゼッションになる可能性があったとしても、大きなリスクを冒してチャンスを作ろうとした場面は何度かあった」とゲッツィOCは述べている。

「それを成功させるためには互いをもっと知ることで相性を高めていき、信頼し合う必要がある。われわれはいずれそれを実現する。彼はこれからも良くなり続けるだろう」

記録を見る限り、フィールズのパフォーマンスは決して悪くなかった。37回中24回のパスを成功させて216ヤードとタッチダウン1回をマークしている。しかしながら、ベアーズのオフェンシブラインは、フィールズがダウンフィールドのオープンターゲットを見つけるために必要な時間、自分たちのクオーターバックを守り切ることができなかった。そのため、フィールズは近くにいるターゲットに頼らざるを得なくなり、オフェンスから爆発的な要素が欠けることになった。

このオフシーズンに大きな期待とともに加入したワイドレシーバー(WR)D.J.ムーアの起用も原因の一つだった。ムーアがベアーズの一員として出場した初めての試合でターゲットとなったのはわずか2回で、連続して2回ともキャッチすることはできたものの、オフェンスの中心メンバーと言うにはほど遠い結果に終わっている。

ゲッツィOCはムーアの活躍不足について「がっかりしたことは間違いない」と話している。

「そうなってしまったのには理由がたくさんある。あるプレーではプロテクションがもたなかったのかもしれない。あるいは、ジャスティンがチャンスを見逃しただけかもしれない。いろいろなことが絡んでいる」

「われわれはD.J.を使うプレーをコールしているし、本人もそれは分かっている。彼にイライラしている様子はなかった。その時のカバレッジによって、クオーターバックがフットボールをどう運ぶかが決まってしまうこともある」

そもそも、ムーアとフィールズが初戦でいきなりキャッチ15回、200ヤード、タッチダウン3回といった結果を出すことを期待するべきではなかったと言えよう。初めてチームメイトしてプレーする2人の選手の間に、初戦でそのようなことが起きることはめったにない。ベアーズがフィールズを効果的かつ一貫して守ることができれば、2人は時間とともに成功に必要な信頼関係を築けるだろう。

先週の日曜日にベアーズはその点で失敗した。フィールズもその苦境を乗り越えられず、パッカーズの堅い守りに対してオフェンスを限界まで追い込んだところ、ラインバッカー(LB)クエイ・ウォーカーにピック6を与えるという形で代償を払うことになった。

ゲッツィOCは木曜日に「全力を尽くしたとは思っている。だが詰めが甘く、それが根本的な原因だということが露呈した」とコメントしている。

2023年に大きな一歩を踏み出すことをベアーズファンから期待されているクオーターバックにとって、この試合は総じて良いものではなかった。しかし、まだ1試合に過ぎない。ベアーズは時間が経つにつれ、フィールズとムーアがオフェンスのユニットを新たな高みへと昇華させるダイナミックなコンビに成長することを期待している。

「彼はその計画の大きな部分を担うことになるだろう」とゲッツィOCはムーアについて述べ、こう続けた。

「その割合が何パーセントになるかは関係なく、私は毎週、彼が全ターゲットの40%を占めるようにするとか、具体的な数字を決めているわけではない。そういうことはしないつもりだ。しかし、彼のような選手が毎週、われわれのプランの重要な一部であることは分かっている」

【RA】