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カウボーイズCBディッグスが練習中にACL断裂、シーズン終了へ

2023年09月22日(金) 09:17

ダラス・カウボーイズのステフォン・ディッグス【NFL】

ダラス・カウボーイズのコーナーバック(CB)トレボン・ディッグスが現地21日(木)に行われた練習中に左膝のACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂し、2023年シーズンの残りを欠場することになったと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが情報筋の話をもとに伝えた。

ディッグスは練習の序盤で1オン1に取り組んでいるときに負傷したと報じられている。また、『The Dallas Morning News(ダラス・モーニング・ニュース)』によると、ディッグスは練習後に松葉杖をついていたという。MRI検査の結果、ディッグスのケガが2024年まで離脱を余儀なくするものであることが分かった。

NFLネットワークのマイク・ガラフォロが入手した声明の中で、カウボーイズは「ディッグスの復帰時期は未定だが、現時点で今シーズンの残りを欠場する見込みとなっている」と述べている。

「祈ってくれてありがとう。無事を確かめてくれたみんなに感謝している! これは神の計画だ。必ず良くなって帰ってくる!」

ディッグスの負傷を受け、カウボーイズのセカンダリーには大きな穴があいている。カウボーイズはディッグスとスティーブン・ギルモアをアウトサイドで起用し、ダロン・ブランドが主にスロットを担当していた。昨季にインターセプトでチームトップの成績を収め、今シーズン第1週にもインターセプトリターンタッチダウンを決めたブランドは、ディッグスのポジションにつく可能性がある。

昨年10月に見舞われたリスフラン関節のケガから先週に復帰したジョーダン・ルイスも解決策の一部になるかもしれない。従来はスロットでのプレーが多かったが、ルイスにはアウトサイドでの経験もある。

8月にトレードでマイアミ・ドルフィンズから移ってきたノア・イグビノーガニーも選択肢の1つだ。シーズン第1週のニューヨーク・ジャイアンツ戦で、チームにとっての今季初タッチダウンを決めたイグビノーガニーは、最終的に29回のスナップに参加(Pro Football Focus/プロ・フットボール・フォーカスによると、そのうち14回はアウトサイドコーナーでプレー)している。しかし、イグビノーガニーはシーズン第2週にインアクティブとされていた。

2023年ドラフト6巡目指名を受けたエリック・スコットJr.はまだNFLデビューを果たしていないものの、カウボーイズは彼のこともじっくり見ていく可能性がある。また、足首のケガで故障者リザーブ(IR)に置かれているナーション・ライトはシーズン第5週に復帰可能となる予定だ。

さらに、カウボーイズは練習生としてベテランのC.J.グッドウィンも擁している。

水曜日に25歳になったディッグスは、インターセプト1回、フォースドファンブル1回、パスディフェンス3回、タックル4回と、2勝0敗のスタートを切ったカウボーイズのディフェンスに大きく貢献してきた。今季、カウボーイズは今のところ10点しか相手に許しておらず、シーズン第3週を迎えるにあたって被ヤード、1プレーあたりの被ヤード、インターセプト率、サック率でリーグ内1位となっている。

カウボーイズから2020年ドラフト2巡目指名を受けたディッグスは、2021年にはインターセプト数(11回)でNFL首位に立った。また、これまでに47試合に出場(うち46試合に先発出場)し、通算で18回のインターセプトをマークしている。この2シーズンではいずれもプロボウルに選出され、キャリアを通して欠場したのは5試合のみだ。

ディッグスはトレーニングキャンプ中に2,125万ドル(約31億3,725万円)のサインボーナスと4,230万ドル(約62億4,498万円)の保証を含む5年9,700万ドル(約143億2,118万円)の契約延長に合意している。

【RA】