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“NFLで最速のチーム”の最速の選手だと主張するドルフィンズRBモスタート

2023年09月28日(木) 13:04


マイアミ・ドルフィンズのラヒーム・モスタート【AP Photo/Rebecca Blackwell】

マイアミ・ドルフィンズは次のオフシーズンに、独自の陸上チームを作ることを検討するかもしれない。

ワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒル、WRジェイレン・ワドル、ランニングバック(RB)ラヒーム・モスタート、RBデボン・エイチェーンによるスピードのコンビネーションは、シーズン序盤から発揮されてきた。ドルフィンズが現地24日(日)に行われた試合で70点も獲得したことはリーグ中で話題となっており、それゆえにオフシーズンが終わったにもかかわらず、足の速さに関する話題が記事の見出しとなっている。

モスタートはヒルとワドルに40ヤード走で勝つと公言している。火曜日に『The Rich Eisen Show(リッチ・アイゼン・ショー)』で再びそれに関する質問を受けたモスタートは、自信がある理由を説明しながら自身の主張をさらに強めた。モスタートは今季、これまでにスクリメージタッチダウン7回を記録してリーグトップに輝いている。

「ああ、当然、俺がそのレースに勝つ」と語ったモスタートはこう続けた。「いいか、リッチ。レースに関して言えば、タイリークは速いさ。誤解しないでほしい。だけど、俺は彼のスピードに勝つことができる。彼の方が瞬発力はある。俺はどっちかと言うと大股で走るタイプだ。一度俺に抜かれたら、追いつくのは難しいはず。俺に勝つのはきついと思うよ。J-Dub(ワドルの愛称)も同じで、彼はタイリークと俺の中間にいる。良いレースになるのは間違いないけど、俺の方が有利だと思う」

日曜日、エイチェーンは203ランヤードとスクリメージタッチダウン4回を記録して一躍注目を集めた。新人のエイチェーンが持つ、ギアを一気に上げる能力には度肝を抜かれる。

モスタートはやはり架空のレースについてほのめかしながら「エイチェーンも勝負に加わってくる。彼はどっちかって言うと爆発的な速さがある選手だ。互角の戦いになるだろうな。俺たちは間違いなく、NFLで最速のチームだと言えるだろう。もし(4×100mレースが)あったら、それぞれの選手がどのポジションにつこうと、俺たちは確実に勝つはずだ」と語った。

ドルフィンズの4×100mレースのチーム構成は分かった。この“ドルフィンズ・陸上クラブ”では誰が障害物競走を走ることになるのだろうか? それはきっと、過去の試合でディフェンダーを飛び越えようとしたフルバック(FB)アレク・インゴールドになるだろう。

ドルフィンズのスピードはシーズン開幕から常軌を逸している。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、ドルフィンズは今季これまでにおけるボールキャリアの最速記録を5つ持っているとのこと。

デボン・エイチェーン:シーズン第3週、時速21.93マイル(時速35.29km)
タイリーク・ヒル:シーズン第1週、時速21.66マイル(時速34.86km)
ラヒーム・モスタート:シーズン第2週、時速21.62マイル(時速34.79km)
タイリーク・ヒル:シーズン第1週、時速21.52マイル(時速34.63km)
デボン・エイチェーン:シーズン第3週、時速21.50マイル(時速34.60km)

『News 4 Buffalo(ニュース4バッファロー)』によると、同じAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区で勢力を増しているドルフィンズとの今季1回目の対決で、どのような相手と直面するかを理解しているバッファロー・ビルズのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクダーモットは水曜日に、ドルフィンズのスピードをシミュレーションするために“ウサイン・ボルトを何人か”スカウトチームに連れてくる必要があると冗談を飛ばしたという。

これまでのところ、マイク・マクダニエルHCが展開するスピードと創造性に対抗できるクラブはなかった。まだシーズンは始まったばかりだが、ビルズ戦はドルフィンズにとって、これまでで一番難しい試練となるだろう。

【RA】