ドルフィンズに70得点を許した責任を負うブロンコスDCジョセフ
2023年09月29日(金) 10:20守備コーディネーター(DC)バンス・ジョセフはデンバー・ブロンコスがシーズン第3週に行われたマイアミ・ドルフィンズ戦で、70対20で敗れた責任はまず自分にあると語った。
現地28日(木)、ジョセフDCは「ああいうことが起きたら、まずは私だ。すぐに解決する。そうしなければならない」と述べている。
0勝3敗という戦績に至った敗戦における、ブロンコス守備陣のパフォーマンスを優しい表現で説明することは難しい。ドルフィンズはファーストダウン獲得30回を記録したほか、350ランヤード、376パスヤードとトータルで726ヤードを稼いだ。これは、NFLでディフェンスが許したヤードとして過去2番目に多い。ドルフィンズは4クオーターすべてで14点以上を獲得した。
「そうだね、あれは明らかに・・・良くなかった」とジョセフDCは振り返る。
「自分のユニットがああいうプレーをするとき、私が最初に考えるのは“私がコーチとしてもっとうまくやって、みんなに挑戦の準備をさせなければならない”ということだ」
あれほどブロンコスが苦しめられた原因は具体的に何だったのかと問われたジョセフDCは、ドルフィンズの一流の攻撃スピードへの対応が大きな要因だったと指摘している。
ジョセフDCは「いろいろなことが重なってしまった。明らかに、相手のスピードやアングル、そういったものに対する準備をさせて、正しいポジションにつかせることができていなかった」と明かした。
「繰り返しになるが、まず私が受け止め、よく振り返って、次にああいうチームに対してゲームプランを立てるときに、もっとうまくやれるようにする」
今回の敗北はブロンコスの努力不足のせいではないと強調したジョセフDCは、次のようにコメントしている。
「選手たちは常に最大限の努力をし、試合に勝つために正しいことをしようとしている。だが、すぐにバズソー(円形ノコギリ)のようになり、負のスパイラルに陥った。あっという間にね」
2017年と2018年にブロンコスのヘッドコーチ(HC)を務めるも、11勝21敗という成績を残して解任されたジョセフDCにとって、デンバーで苦境に立たされるのは初めてのことではない。今オフシーズン、ジョセフDCはより良い結果を期待してショーン・ペイトンHCのスタッフに加わったが、ブロンコス守備陣はシーズン第1週に非常に堅実なパフォーマンスを見せた後、勢いを失い、過去8クオーターで合計105得点を許している。
ブロンコスは3試合を通じてリーグワーストの122得点を許してきた。次はリーグで2番目に多い得点(106点)を許している0勝3敗のシカゴ・ベアーズとソルジャー・フィールドで対決する予定だ。
ジョセフDCはドルフィンズ戦での大敗を過去のものとし、同じように勝利を切望している未勝利のベアーズに焦点を合わせることが任務だと語っている。
「正直、今はシカゴに焦点を合わせている」と話したジョセフDCは「つまり、もう終わったことだ。(先週のスコアは)7対0だったかもしれない。試合には負けたし、うまくプレーできなかった。だから、今はシカゴに集中している」と続けた。
【RA】