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QBガロポロ欠場のレイダースは新人オコンネルを先発起用

2023年10月02日(月) 00:53


ラスベガス・レイダースのジミー・ガロポロ、エイダン・オコンネル、ブライアン・ホイヤー【Kevin Sabitus via AP】

意外にも、ラスベガス・レイダースは現地1日(日)に行われるロサンゼルス・チャージャーズ戦に有望な新人クオーターバック(QB)を起用するようだ。

情報筋によれば、先発QBジミー・ガロポロが脳しんとうの影響で欠場することになった結果、パデュー大学出身でドラフト4巡目指名を受けたエイダン・オコンネルが先発を務める見込みだという。今季序盤の3試合でガロポロのバックアップQBを担当していたブライアン・ホイヤーが2番手のまま試合に臨む。

ガロポロは試合前日の土曜夜に欠場が決まり、敵地ロサンゼルスにも移動していない。ガロポロはこの1週間、練習に参加していたものの、木曜日と金曜日は限定メニューにとどまり、土曜日になって正式に欠場が公表された。

その間、練習ではオコンネルがレップスを担当する機会が増えていた。

3番手QBがバックアップQBを追い越して先発起用されることは珍しいが、理にかなった決断と言えよう。オコンネルはプレシーズンでパス62回中43回成功、482ヤード、タッチダウン3回、インターセプトなしと印象的な活躍を見せている。オコンネルに対するファンの関心は8月から高まっていた。ホイヤーが常に安定したバックアップとして控えてきたとはいえ、15年目のベテランであるホイヤーは自らの持ち味を理解している。

オコンネルを先発させることは、レイダースにとって勝利のチャンスをもたらす司令塔をプレーさせるだけでなく、1年目プレーヤーの持ち味を確認する機会にもなる。正確さと素早いリリースなど、オコンネルの長所は多くある。

レイダースのヘッドコーチ(HC)ジョシュ・マクダニエルズは先ごろ、キャリア40回の先発経験のある選手に比べて経験の浅いクオーターバックを起用する可能性について問われ、次のようにコメントしている。

「経験は貴重だ。それと同時に、必要となれば、状況や練習の進み具合に応じて適切な者にプレーさせたいと思っている。経験が物を言うときもあるだろうと思う」

「だからといって、それが誰と誰を比べてどうこうという理由で決まるわけではない」

オコンネルのNFL先発デビューでは、チャージャーズが誇る守備のスター選手と顔を合わせることはない。ジョーイ・ボサはハムストリングとつま先の負傷によって出場しないと見られ、ダーウィン・ジェームズもハムストリングを痛めて出場できない見込みだ。

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