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“バスの下敷きにされた”ハケットOCのためにデンバーで団結するジェッツ選手たち

2023年10月06日(金) 23:28


ナサニエル・ハケットとショーン・ペイトン【NFL】

現地8日(日)のニューヨーク・ジェッツ対デンバー・ブロンコス戦に関与する全コーチたちが、トレーニングキャンプ中のショーン・ペイトンのナサニエル・ハケットに対するコメントの重要性を否定した。しかし、だからといって選手たちがその侮辱的発言を忘れたわけではない。

センター(C)のコナー・マクガバンは『ESPN』のリッチ・シミニに対し、選手たちは自分たちの攻撃コーディネーター(OC)のために“報復”を望んでいると話した。

「彼はバスの下に投げ込まれたんだ――さらに彼らはバスの下で彼を引きずり回そうとした」とマクガバンは言っている。「俺たちはスタートから団結しようと思っていた。彼はとてもいい人だ。これを何と言ったらいいのか分からないけど――彼に与えられた機会――それを使って俺たちのプレーコーラーとして最大限の力を発揮してもらいたいんだ」

「彼は最高のコーチで、とんでもなく頭が切れる。ミーティングはとても楽しくて、必要なことを覚えやすい。つまり彼は俺たちが熱心にプレーしたくなるような人物なんだ。そんなにすてきで仕事のできる人を侮辱して、バスの下に投げ込んで泥の中を引きずり回したところに行くんだから、今までよりずっと熱心にプレーしようと思うのは当然だ」

7月末、ペイトンはハケットがブロンコスのヘッドコーチだった昨シーズンの仕事ぶりについて、“NFL史上最悪のコーチングの1つ”だったと酷評した。その後ペイトンは発言を“過ち”だったと認めている。デンバーでの試合を前に、何らかの形で意欲に火がついているのではとの推測をハケットは否定した。

「皆さん、どうか聞いてほしい」とハケットは記者団に語った。「このゲームはフィールド上にいる選手たちのものだ。私のものではない。私は週を通して選手たちをサポートするだけだ。彼らがそこで素晴らしい試合を見せてくれればそれでいい」

そのジェッツ選手たちはハケットの味方だ。

「何があろうと俺たちはハックの後ろで団結しているぜ」とジェッツのタックル(T)アライジャ・ヴェラタッカーは言う。「今週、一部の連中はいつも以上にけんか腰かもしれねえな。何しろあんなコメントが飛び出した場所なんだから」

どちらのチームも1勝3敗でサンデーゲームを迎えることになる。

【M】