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ベアーズがWRクレイプールをドルフィンズにトレード

2023年10月07日(土) 01:00


シカゴ・ベアーズのチェイス・クレイプール【Scott Boehm via AP】

現地5日(木)に14連敗を断ち切ったシカゴ・ベアーズが、金曜日になって、長引いていたワイドレシーバー(WR)チェイス・クレイプールのドラマにも幕を引いた。

ベアーズがクレイプールをマイアミ・ドルフィンズにトレードに出したと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが情報筋の話を元につたえている。

両チームも後にこのトレードについて認めており、ベアーズは2025年6巡名指名権を受け取り、2025年7巡目指名権を差し出すことも明らかになっている。

ベアーズは昨年のトレード期限にピッツバーグ・スティーラーズとのトレードでクレイプールを獲得していた。このときは2巡目指名権が交換条件として送られており、最終的にこの指名権は全体32位のものとなった。

それから11カ月、ジェネラルマネジャー(GM)のライアン・ポールズは相場より低い価値でのトレードを決断している。

クレイプールはベアーズ攻撃陣にうまくはまらず、昨シーズンは7試合でキャッチ14回、140ヤードにとどまっていた。2023年シーズンを開始するにあたり、その尽力具合を責められたクレイプールは、攻撃陣における起用のされ方が適切ではなかったと発言した後に、インアクティブになっていた。

クレイプールは健康状態に問題がないにもかかわらず、過去2週間をインアクティブとして過ごしている。

25歳のクレイプールは10試合に出場してキャッチ18回、191ヤード、タッチダウン1回という記録をもって、ウインディシティでの時間を終える。

マイアミにとっては、新人時代にタッチダウン9回、そして、ピッツバーグ・スティーラーズでの最初の2年間のいずれもで850ヤードを越えた選手を、手頃な条件で獲得できるという状況だ。

身長約193cmのクレイプールは、ドルフィンズのワイドレシーバー陣に高さを加えることができる。ドルフィンズは先日、ケガによってワイドアウトのエリック・エズカンマとリバー・クレイクラフトを失っており、このポジションのデプスを必要としていた。過去2シーズンの苦戦から、クレイプールに対する期待は高くないものの、ヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルや攻撃コーディネーター(OC)フランク・スミス、そしてWRコーチのウェス・ウェルカーは、キャリア初期のクレイプールを呼び戻すことができるかもしれない。

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