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ファルコンズがトレードでラムズWRヴァン・ジェファーソンを獲得

2023年10月11日(水) 09:56


ロサンゼルス・ラムズのヴァン・ジェファーソン【AP Photo/Kyusung Gong】

ワイドレシーバー(WR)クーパー・カップのラインアップ復帰とプカ・ナクアの台頭により、ヴァン・ジェファーソンはローテーションから外れた。そして今、ジェファーソンはロサンゼルス・ラムズから離れている。

現地10日(火)、ラムズが2025年ドラフト6巡目および7巡目指名権と引き換えにジェファーソンをアトランタ・ファルコンズにトレードしたと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが状況を知る人物の話をもとに報じた。その後、両チームが今回のトレードを発表している。

日曜日に敗れたフィラデルフィア・イーグルス戦で、ジェファーソンはわずかスナップ2回分しかプレーしておらず、ターゲットには一度もなれなかった。ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイはかつてドラフト2巡目指名を受けたジェファーソンの出場機会の少なさについて触れていなかったが、それは決別の前兆だったのだろう。

カップが復帰する前でさえ、ジェファーソンの出番はほとんどなかった。

NFLキャリアを開始したばかりのナクアが見せている電撃的な活躍と、トゥトゥ・アトウェルの台頭により、ジェファーソンは不要な存在となってしまった。シーズン最初の4試合で苦戦したジェファーソンは、キャッチ8回で108ヤードを記録。これはナクアの1試合あたりの記録に匹敵する。ジェファーソンがナンバー4レシーバーであることが明確になっていた中で、ラムズはほとんど時間を無駄にすることなく前に進んだ。

ジェファーソンはドレイク・ロンドンやマック・ホリンズ、そしてタイトエンド(TE)のカイル・ピッツやジョンヌ・スミスを中心としたファルコンズのパスキャッチ陣に加わる。ファルコンズはジェファーソンがかつての姿を取り戻すことを望んでいるはずだ。2021年シーズン、身長約185cmのジェファーソンはキャッチ50回で802ヤード、タッチダウン6回をマークしている。NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区のタイトルを狙う中で、クオーターバック(QB)デズモンド・リッダーとオフェンスにさらなる活力を得たいと考えているファルコンズにとって、ジェファーソンの獲得はリスクが低いものだと言えよう。

【RA】