ドルフィンズRBエイチェーンが膝の負傷で数週間離脱へ
2023年10月11日(水) 11:08マイアミ・ドルフィンズのランニングバック(RB)デボン・エイチェーンのセンセーショナルなルーキーシーズンは一時休止となる。
現地10日(火)、エイチェーンが膝の負傷で数週間離脱すると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが状況を知る人物の話をもとに報じた。
ドルフィンズはシーズン第10週にバイウイークを迎えるまでに4試合――カロライナ・パンサーズ戦、フィラデルフィア・イーグルス戦、ニューイングランド・ペイトリオッツ戦、カンザスシティ・チーフス戦――を控えている。エイチェーンは故障者リザーブ(IR)に登録される可能性があり、そうなれば復帰はバイウイーク明けとなる。
エイチェーンはシーズン第5週に勝利したニューヨーク・ジャイアンツ戦で負傷。この日はキャリー11回で151ヤード、タッチダウン1回をマークした。エイチェーンはこの試合を含めて3試合連続で100ヤード超えを達成している。
これまでに出場した4試合で、エイチェーンはキャリー38回で460ヤード、タッチダウンラン5回、キャッチ9回で67ヤード、タッチダウンキャッチ2回を記録。キャリー平均ではなんと12.1ヤードも稼いでおり、現時点でNFLのランニングバックの中でトップの成績となっている。
『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、エイチェーンはキャリア最初の4試合で7回以上のタッチダウンを決めた史上2人目の選手となっており、それはスーパーボウル時代では初の快挙だという。史上1人目の選手となった元RBビル・パスカルは1943年シーズンに新人として臨んだ最初の4試合で8回のタッチダウンを決めている。
エイチェーンは初めて1シーズンに60ヤード以上のタッチダウンランを2回記録したドルフィンズの選手となった。
そのスピードとセカンドレベルで見せる爆発力は息をのむほど素晴らしく、エイチェーンはディフェンダーの角度をものともせずに堅実なゲインを大量のゲインへと変えることができる。あらゆるレベルのスピードでディフェンスにプレッシャーをかけるマイク・マクダニエルHC(ヘッドコーチ)のスキームに、エイチェーンは完ぺきにフィットしていると言えよう。
エイチェーンが欠場すれば、ドルフィンズのビッグプレー能力は打撃を受けることになるが、彼らはプレーメーカーに事欠かない。しかし、仕事の大半を任されるのは、ここまでなかなかの活躍を見せてきたラヒーム・モスタートになるだろう。また、ジェフ・ウィルソンも今週中に故障者リザーブから復帰する資格を得る予定だ。
【RA】