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ロンドン2連戦後の時差ボケを回避してコルツとの重要な一戦に臨みたいジャガーズ

2023年10月13日(金) 12:54


ジャクソンビル・ジャガーズのヘッドコーチ(HC)ダグ・ペダーソン【AP Photo/Charlie Riedel】

前例のない2週間のロンドン滞在を終えたジャクソンビル・ジャガーズは、そこでの戦績を2戦2勝としている。

ミッションは達成された。次なるミッションは、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区のライバルとの重要な一戦に向けて疲れを残さないことだ。

現地15日(日)にジャクソンビルにやって来るインディアナポリス・コルツは、戦績としてはジャガーズと同じ3勝2敗だが、シーズン第1週にインディアナポリスで行われた試合ではジャガーズに敗れている。今季2回目の対決でまたコルツに勝てば、ジャガーズは最近の成功をさらに発展させることが可能だ。しかし、単にフットボール上の理由だけではなく、それが簡単ではないことを彼らは理解している。ジャガーズは5時間の時差にも対応しているところだ。

チーム公式記録によると、ジャガーズのヘッドコーチ(HC)ダグ・ペダーソンは水曜日に「時差ボケは本当にある」と報道陣に述べたという。

NFLのインターナショナルシリーズ拡大の中心的存在であるジャガーズは、大西洋を越えての遠征経験が豊富だ。とはいえ、旅行経験者なら誰もが認めるように、海外に2週間も滞在すれば、体内時計に与える影響は1週間の滞在よりもはるかに大きくなる。

ジャガーズは2年連続でバイウイークを挟むことなく、典型的なスケジュールに再適応している。昨季、ロンドンからの帰国後にラスベガス・レイダースを迎え撃ったジャガーズは、序盤こそ単調で一時は13点もの差をつけられていたが、試合の後半に目を覚まして猛烈な逆転劇を展開し、最終的には27対20で勝利した。

今週末、ジャガーズはそのようなスロースタートを避けることを目指すだろう。

クオーターバック(QB)トレバー・ローレンスは「1日の早い段階で疲れてしまう。早く起きるようになったのは悪いことじゃない。昨夜は9時に寝たんだけど、それも悪いことじゃない。でも、まだ調整している段階って感じ。調子はかなり良いけどね」と話している。

インターナショナルゲームに対する選手の意見はさまざまだ。『Associated Press(AP通信)』によると、ワイドレシーバー(WR)クリスチャン・カークが「通常の養生法を実践するためにベストを尽くしている」と認めた一方で、ガード(G)タイラー・シャトリーは好意的な評価をしていないとのこと。

しかしながら、これがジャガーズの現実だ。オフェンス面で足元を固めつつあるように見えるが、ジャガーズは今週末にさらなるハードルが待ち受けていることを認識している。

重要なのは、旅の疲れをプレーに出さないこと。そして、ポジティブな勢いを維持することだ。

AP通信によると、カークは「ダグが俺たちに言っていたことは間違いないし、ロンドンでの疲れを残さないというのは大きなポイントだった。それは俺たちにとって重要だ。自分たちが持っていたエネルギーをこっちに持って帰ってきて、ここでそれを継続させることが大切なんだ」と語ったという。

コルツにも乗り越えるべき壁がある。新人QBアンソニー・リチャードソンは肩の負傷で故障者リザーブ(IR)に登録されたことで、少なくとも向こう1カ月の欠場が決まった。当面はベテランQBガードナー・ミンシュー――ジャガーズの元先発クオーターバック――がリチャードソンの代役を務めることになるだろう。次回のジャガーズ戦はワシントン州立大学出身のミンシューにとって、前の雇用主にリベンジを果たす機会となるはずだ。

そうならないためにも、ジャガーズは十分な休養を取らなければならない。幸いなことに、彼らには逆転劇の経験がある。ジャガーズは試合の前半に寝ぼけることなく、3連勝を達成したいと望んでいるはずだ。

【RA】