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ジェッツがWRハードマンをチーフスにトレードへ

2023年10月19日(木) 10:14

メコール・ハードマン【NFL】

ワイドレシーバー(WR)メコール・ハードマンのニューヨーク・ジェッツでの在籍期間はすぐに終了した。現在、ハードマンは慣れ親しんだカンザスシティ・チーフスに戻ろうとしている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェームス・パーマーが現地18日(水)に情報筋の話をもとに、ジェッツがハードマンをチーフスにトレードすると報じた。

第一報を伝えたのは『ESPN』だ。

チーフスでキャリアを開始したハードマンは、そこに在籍していた4シーズンでキャッチ151回、2,088ヤード、タッチダウン16回を記録。2019年シーズンと2022年シーズンにはスーパーボウル優勝チームの一員となり、タイリーク・ヒル(2022年のマイアミ・ドルフィンズ移籍前)と共にチームにスピードの要素を提供していた。第57回スーパーボウルで勝利をつかんだ後、チーフスは今オフシーズンにレシーバー陣の変更を実施。それには、ハードマンとの再契約を見送ったことも含まれている。結局、ハードマンは東海岸へ向かい、3月にジェッツと契約した。

ハードマンはチーフス時代に発揮していたようなスピードとキャッチアンドラン能力をジェッツにもたらすはずだったが、主力選手ではなくなり、5試合でわずかキャッチ1回、6ヤードを記録するにとどまるなど、無用な存在となっていった。その結果、ジェッツはそれほど迷うことなくハードマンのトレードを決めている。

チーフスはクオーターバック(QB)パトリック・マホームズがすでに知っていて信頼しているオプションとして、ハードマンの帰還を喜んで受け入れるだろう。マホームズは6週間を通して質の高いプレーをしているものの、若手選手ばかり(とタイトエンド/TEトラビス・ケルシー)を擁するパスキャッチ陣と仕事をする中で、チーフスが得意とする爆発的なプレーを生み出すのに苦労している。ハードマンが古巣の――そして再び所属する――チームで、どれほど早くインパクトを残せるかに注目だ。

【RA】