膝を負傷していたカーディナルスQBマレーがPUPリストから練習復帰
2023年10月19日(木) 11:27アリゾナ・カーディナルスのクオーターバック(QB)カイラー・マレーは、昨年のシーズンを終了させたACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂のケガから復帰に向けて重要な一歩を踏み出した。
現地18日(水)にヘッドコーチ(HC)ジョナサン・ギャノンが発表したところによると、カーディナルスはマレーに対し、21日間の練習参加期間を開始するという。カーディナルスは3週間以内に、今季開幕からPUP(故障者)リスト入りしていたクオーターバックを復帰させるか、あるいは今季の残りの期間出場させないかを決めなければならない。
ギャノンHCは「彼(マレー)は“今日は練習するぞ”と言ったんだ。だから、私は“よかった、じゃあまたな”と応えた」とコメント。
Practicing today
— Kyler Murray (@K1) October 18, 2023
「今日は練習するぞ」
また、カーディナルスはシーズン第2週の試合前の練習でハムストリングを痛めて以来、故障者リザーブ(IR)入りしていたスターセーフティ(S)ブッダ・ベイカーの復帰を指定した。
マレーは昨年12月12日にシーズン終了を意味する膝のケガを負い、2023年シーズンの出場すら危ぶまれていた。プロボウルに選出されたことがあるマレーが何試合か欠場することは明らかだった。問題は、どの程度プレーするのか、あるいは今シーズンまったくプレーできないのか、ということだ。
チームはオフシーズンの間中、マレーは医療上の許可が下り次第、チームの戦績に関係なく復帰すると主張していた。練習枠の開放は、その第一歩だ。
ロースターの入れ替わりを考えると、カーディナルスはギャノンHCの最初のシーズンで予想以上に激しいプレーを見せている。クオーターバックのジョシュア・ドブスは好プレーを続けていたが、最近ではパフォーマンスが落ちてきており、シーズン第1週から第4週まではインターセプトが0回だったのに対し、ここ2試合で3回のインターセプトを喫している。
1勝5敗のカーディナルスに2023年で残された時間は多くないかもしれないが、マレーが完全に健康であることを示し、攻撃コーディネーター(OC)ドリュー・ペツィングのスキームで、高給取りのクオーターバックとしてレップスを重ねることは、今後に有益だろう。
【KO】