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レイダースQBジミー・ガロポロがベアーズ戦欠場、ブライアン・ホイヤーが先発へ

2023年10月21日(土) 10:17


ラスベガス・レイダースのブライアン・ホイヤー【AP Photo/Jeff Lewis】

ラスベガス・レイダースでホイヤータイムが始まるようだ。

現地20日(金)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話として報じたところによると、ベテランのクオーターバック(QB)ブライアン・ホイヤーが日曜日のシカゴ・ベアーズ戦で先発するようだ。

この情報は『The Athletic(ジ・アスレチック)』が最初に報じた。

日曜日にシカゴで行われるレイダース対ベアーズの試合では、それぞれQBジャスティン・フィールズ(右手親指)とQBジミー・ガロポロ(背中)が負傷しているため、控えのQB対決になることが分かっている。ベアーズはドラフト外ルーキーのQBタイソン・ベージェントが先発予定だが、レイダースの先発がホイヤーになるのか、ルーキーのQBエイダン・オコンネルになるのかは不明だった。

ガロポロが脳しんとうでロサンゼルス・チャージャース戦を欠場したシーズン第4週はオコンネルが先発出場した。2023年ドラフト5巡目指名のオコンネルはパス39回中24回成功(61.5%)、238ヤード、ラッシングタッチダウン1回の記録を残した。しかし、インターセプト1回、サック7回、ファンブル3回を喫し、試合は24対17で敗れた。

この週末に向けて、レイダースはガロポロが欠場する試合の先発ではオコンネルを起用し、ホイヤーは試合中にオコンネルがケガに見舞われた場合の交代要員として起用されるとの見方もあった。

しかし、その予想に反して、先発は38歳のベテランとなる予定だ。ホイヤーは15年のキャリアの中で、2016年シーズンにベアーズの一員として5試合に先発したのを含め、合計40試合に先発し、78試合に出場している。ホイヤーは2022年シーズンにニューイングランド・ペイトリオッツで1回先発出場したが、脳しんとうのため2回のドライブで退いた。

シーズン第6週、ホイヤーはガロポロが背中を痛めて退場した後のハーフタイム明けから出場し、チームがペイトリオッツに21対17で勝利するのに貢献した。このベテランQBは最初のポゼッション2回で2回のフィールドゴール(FG)ドライブを成功させ、勝利するのに十分な控えとしての才能を披露した。ホイヤーはパス10回中6回成功、102ヤード、ターンオーバーなしの記録を残し、ワイドレシーバー(WR)トレ・タッカーへの48ヤードのパスを含むビッグプレーを2回決めた。

3勝3敗でAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)プレーオフ争いの渦中にいるレイダースは、1勝5敗のベアーズと対戦するためシカゴへ向かう。

ホイヤーはベアーズ在籍時の2016年シーズン第4週デトロイト・ライオンズ戦以来、先発としては未勝利だ。『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、ホイヤーは先発として出場した直近12試合で敗れており、これは現役QBとしては最長の連敗記録である。

【AK】