ブラウンズQBワトソンはコルツ戦先発へ、その他QBの最新情報
2023年10月22日(日) 17:19この2週間というもの、クオーターバック(QB)のポジションをめぐってリーグ全体で2023年シーズンで今までにないほど不確定な状態が続いていた。一部のビッグネームがさまざまな傷病と闘っていたためだ。
各選手の最新情報は次のようになっている。
クリーブランド・ブラウンズのQBデショーン・ワトソンは正しい方向に進んでおり、現地21日(土)のウオークスルーでファーストチームのレップスに加わっていたと情報筋が伝えている。ワトソンは状態が悪化しない限りは肩の回旋筋腱板を痛めてから初めて、日曜日のインディアナポリス・コルツ戦でプレーするとみられている。ブラウンズのヘッドコーチ(HC)ケビン・ステファンスキーは20日(金)、ワトソンの“調子は良さそうだ”としつつ、ワークロードがフルになった状態での反応を見たいと述べていた。チームは日々観察というアプローチを取っていたが、情報筋によればワトソンの肩は連日の練習に参加した後も良い状態だったといい、これもまた彼が正しく前進しているといういい兆候だ。日曜日に向けてクエッショナブルとなっているワトソンは、自分がチームを危険にさらすことはないと確信できない限りはプレーしないと発言しており、どうやらその段階に至ったようだ。
テネシー・タイタンズのQBライアン・タネヒルは現在ハイアンクルスプレインのためギプスを装着しているといい、手術を要した昨年のケガと似ているが、それほど重傷ではないだろうと考えられているという。タネヒルは足首に体重をかけないようにギプスを着けているが、今回は手術を選択しなかった。タイタンズは今週バイウイークで、タネヒルは29日(日)のアトランタ・ファルコンズ戦でまだ除外されてはいないものの、プレーできる可能性は低いだろう。バイウイークにもかかわらず、タイタンズは今週数回の練習を実施しており、シーズン第8週にタネヒルが出られない場合に備えてウィル・レビスとマリク・ウィリスに先発の準備をさせているとのこと。昨シーズンの3回の先発と先週のタネヒルの代役でも苦戦したウィリスを見ると、チームが4月のドラフトで全体33位指名したレビスを選ぶ可能性が高まっている。一方タネヒルについては、2022年12月に急きょ手術を受けていることもあって、足首の状態は予想よりも安定しているのではないかとみられている。
ニューヨーク・ジャイアンツのQBダニエル・ジョーンズは日曜日のワシントン・コマンダース戦でプレーしない見込みで、先発はバックアップのタイロッド・テイラーになる予定だ。ジョーンズは首のケガによる今季2戦目の欠場となる。それでも、ジョーンズは限定的ながらも今週の練習には参加していて、良い前進を見せている。土曜日の午後の段階で、まだコンタクトプレーは許可されていない。たとえ許可が出たとしても、制限付きでの練習参加だったQBをプレーさせる利点はほとんどないだろう。ジャイアンツとジョーンズはケガが重いものではないことを願っており、今の回復ぶりを見るとその点はどうやら問題なさそうだ。
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