ブロンコスSジャクソンが繰り返す不必要なラフネスで4試合の出場停止処分に
2023年10月24日(火) 11:45NFLは現地23日(月)、繰り返す不必要なラフネスのルール違反を起こしたデンバー・ブロンコスのセーフティ(S)カリーム・ジャクソンに対し、無給での4試合の出場停止処分を科したと発表した。
ジャクソンが日曜日のグリーンベイ・パッカーズに勝利した試合で、無防備なレシーバーとみなされたパッカーズのタイトエンド(TE)ルーク・マスグレイヴにヒットしたことで、退場処分となっていた。ジャクソンは退場に加え、パーソナルファウルでフラッグを受けてもいる。
NFLフットボール運営部門副社長のジョン・ラニアンは、ジャクソンに宛てた書簡の中で次のように述べている。
「問題となったプレーで、激しい接触を避ける時間とスペースがあったにもかかわらず、無防備なレシーバーの頭や首のエリアに強烈な打撃を与えた。ルールの範囲内で相手と接触することができたのに、そうしなかった」
出場停止処分を下したラニアンは、ジャクソンが2023年シーズン中に、選手の安全に関する規則を破るパーソナルファウルの反則を複数回犯しており、その中には、シーズン第2週のワシントン・コマンダース戦での悪質なヒットも含まれていると指摘した。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロは、ジャクソンが出場停止処分を不服としていると情報筋の話を元に報じた。ペリセロによると、ジャクソンは日曜日のヒットの前にも、ルール違反のヒットに対して今シーズン4度目の罰金処分を受けていたという。
『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、ジャクソンに科された4試合の出場停止処分は、2019年のボンタゼ・バーフィクト(12試合)とマイルズ・ギャレット(6試合)以来、選手の安全規則違反での最長の停止処分となる。バーフィクトはターゲティングで、ギャレットはメイソン・ルドルフにヘルメットを振り回してぶつけるスポーツマンシップに反する振る舞いで出場停止処分を受けていた。
ジャクソンは、ブロンコスがシーズン第12週のクリーブランド・ブラウンズ戦を終えた後の11月27日(月)に、アクティブロスターに復帰できる。
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