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TEケルシーの活躍が続く中、テイラー・スウィフトは「好きなだけいてくれていい」とチーフスHCリード

2023年10月24日(火) 11:48


ドナ・ケルシーとともにカンザスシティ・チーフス戦を観戦するテイラー・スウィフト【Cooper Neill via AP】

現地22日(日)に行われたロサンゼルス・チャージャーズとの試合で、カンザスシティ・チーフスのタイトエンド(TE)トラビス・ケルシーは12回のキャッチで179ヤードとタッチダウンを1回決め、チームは31対17でディビジョン内のライバルに勝利している。

ヘッドコーチ(HC)のアンディ・リードは、34歳のケルシーが「時間とともにどんどん良くなっている」とした上で、シンガーソングライターのテイラー・スウィフトによる影響の可能性にも触れた。スウィフトは日曜日にもカンザスシティを訪れており、チーフスの試合を観戦するのはこれで今シーズン4度目となる。

「テイラーは好きなだけいてくれていい」とリードHCは記者団に対して笑いながら軽口を叩いている。

リードHCは冗談としているが、スウィフトがいる試合といない試合でケルシーとチーフスの戦績は一定のパターンを見せ始めている。

スウィフトが観戦した時の2023年のチーフス: 4勝0敗、1試合平均28.5得点、1試合平均432.3ヤード、ケルシーは 1試合平均108.0レシーブヤード

スウィフトが観戦していない時の2023年のチーフス:2勝1敗、1試合平均21.3得点、1試合平均349.3ヤード、ケルシーは1試合平均46.5レシーブヤード

この3週間、ケルシーとクオーターバック(QB)パトリック・マホームズのコンビは別次元に達したかのようだった。

ここ3試合でケルシーをターゲットにしてきたマホームズは33回中31回のパスをコンプリートさせて377ヤードとタッチダウン2回を決め、パサーレーティングは134.5を記録。この間、マホームズはケルシーをターゲットに29回連続でパスを成功さており、『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、この記録は1人のパスキャッチャーをターゲットにしたQBとしては同率6位、1人のTEをターゲットにしたQBとしては少なくとも1991年以降では単独1位だという。

このQBとTEの間に生まれた“Mind Meld(マインド・メルド/精神的な融合)”により、彼らは無敵に近い。

マホームズはケルシーについてこう話している。「彼がカバレッジを認識してその場で調整できることが最大のポイントだと思う。そのことについてはいつも話しているけど、当たり前のことではない。まるで“Madden NFL(マッデンNFL)”をプレーしているかのように、彼はカバレッジを読んでパスの軌道で止まってオープンになり、常に俺との意思疎通ができている。彼は毎週のように素晴らしい仕事をしてくれるし、だからこそ彼は今のような選手であり、いつか殿堂入りを果たすことは間違いない」

ケルシーは日曜日に2試合続けて120ヤードを超え、2023年にこの記録を達成した唯一のTEとなった。さらに、この日マークした179ヤードはケルシーのキャリアの中でも、2021年シーズン第15週のチャージャーズ戦で積み上げた191ヤードに次いで2番目に多いヤード数となった。

ケルシーは前半で圧倒的な力を見せつけ、9回のキャッチで143ヤード(前後半どちらかのレシーブヤードとしてはキャリア最多)を稼いでタッチダウンを決めている。シーズン第6週のデンバー・ブロンコス戦でもこのスター選手は前半だけで109レシーブヤードを記録しており、過去5シーズンで2試合続けて前半で100レシーブヤードを超えたのは全ポジションでケルシーのみ。今シーズンの複数試合で前半に100ヤード以上のレシーブヤードを記録した選手はケルシー(2回)とマイアミ・ドルフィンズのワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒル(3回)だけとなる。

マホームズは、ケルシーが日曜日に53ヤードのキャッチ・アンド・ランをエンドゾーンにまで伸ばせていたら、さらに記録的な前半になっていたはずだとジョークを飛ばしている。

「もっと若い頃のトラビスならあのプレーでタッチダウンを決めていただろう」とマホームズは冗談を発している。「それ以外は、彼は自分でオープンになる方法を見つけ、驚異的なゲームを見せていると思う」

【R】