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1試合で2回のインターセプトを決めた自分には「報酬を得る価値がある」とベアーズCBジョンソン

2023年10月24日(火) 11:25


シカゴ・ベアーズのジェイロン・ジョンソン【NFL】

現地22日(日)にシカゴ・ベアーズが30対12で勝利したラスベガス・レイダース戦の第4クオーターに、ベアーズのコーナーバック(CB)ジェイロン・ジョンソンはレイダースのクオーターバック(QB)ブライアン・ホイヤーがワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスに向けて投げたパスを奪い取り、39ヤードを駆け抜けて試合を決定づけるタッチダウンを決めた。

タッチダウン後、『FOX』のカメラを見つけたジョンソンは典型的とも言える、お金を降らせる仕草を見せた。キャリア4年目のジョンソンは試合に勝利した後に、そのジェスチャーは何らかのメッセージだったのかと尋ねられている。

『Chicago Tribune(シカゴ・トリビューン)』によると、ジョンソンは「その通りさ。100%ね」と答えたという。

ジョンソンはインターセプトリターンタッチダウンを決めた次のドライブでもQBエイダン・オコンネルが投じたパスを奪い、試合を通して2回のインターセプトをマーク。2020年ドラフト2巡目指名を受けたジョンソンが1試合で2回以上のインターセプトを決めたのは初めてのことで、ジョンソンは今回の試合に臨むまでにキャリアを通して1度しかインターセプトを決めたことがなかった。唯一のインターセプトを記録したのは2021年シーズン第2週で、QBジョー・バロウのパスを奪っている。

ジョンソンはディフェンシブパスインターフェアをコールされたドライブの後にピックシックスに成功。ジョンソンはこのペナルティが“納得できるものではなかった”と認めている。一方、ジョンソンはこのミスを償っただけではなく、さらなる貢献を見せた。

オフシーズンに契約延長に合意できなかったことから、24歳のジョンソンは最終年を迎えている新人契約でプレーしている。日曜日のパフォーマンスが自分の価値を強調するものになったと信じているジョンソンは、契約延長を実現すべく「交渉の席につくことをずっと望んでいた」と明かした。

「自分のことは分かっているし、自分が高いレベルでプレーできることも分かっている」と語ったジョンソンは「自分にはそういう報酬を得る価値があると思っている。どのチームにも、NFLの誰に対しても、そういう態度をとるつもりだ。だから、ベアーズと契約するってなったら、そうするさ」と続けている。

健康状態が良好なとき、ジョンソンはキャリア通算34回のパスディフェンスを誇る素晴らしいコーナーバックだ。また、今季の5試合ではカバレッジで輝きを放っている。

ベアーズにとっての問題は、ジョンソンが将来を担う選手になると信じるかどうかだ――ジョンソンはジェネラルマネジャー(GM)ライアン・ポールズからドラフト指名された選手ではない。ポールズGMがジョンソンを長期的に確保できると考えていなかった場合、現在2勝5敗のベアーズがオフシーズンにジョンソンを失うリスクを冒す代わりに、10月31日(火)の期限までにトレードすることを検討する可能性はあると言えよう。

【RA】