パッカーズのQBラブへの信頼は「少しも揺らいでいない」とラフルアーHC
2023年10月25日(水) 12:31グリーンベイ・パッカーズは現地22日(日)に19対17でデンバー・ブロンコスに敗れたことで、3連敗を喫した。そして2試合連続で、クオーターバック(QB)ジョーダン・ラブのインターセプトが敗北を決定づけている。
先発1年目のラブは適応するのに苦戦してきた。絶好調だったシーズン第1週のシカゴ・ベアーズ戦を除くと、ラブは浮き沈みを繰り返しており、それはオフェンスの一貫性のなさにつながっている。この4試合で、パッカーズのオフェンスは前半にわずか6点しか得点しておらず、ブロンコス戦に関しては前半終了時点で、9対0で劣勢に立たされていた。
ターンオーバーは致命的で、ラブはシーズン最初の3試合でインターセプト1回だったのに対し、直近の3試合では6回ものインターセプトを喫している。
若手ぞろいのオフェンスがケガに悩まされる中、ヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーはチームのラブに対する信頼を改めて強調した。
『ESPN』によると、ラフルアーHCは月曜日に「すべてが一体となって動いているから、周囲が良くなればなるほど、彼の状態も良くなる」と述べたという。
「彼への信頼は少しも揺らいでいない。確かに、プレーコーラーとして、物事がうまくいっていないときは自ら多くの責任を負うことになるし、これからもそうしていくつもりだが、私たちはもっと点を取る方法を見つけなければならない。点を取っているときは、まったく違う展開になるからだ」
どのクオーターバックも周りに優秀な人材がいればより良くなるが、司令塔もまた、フィールドにいる選手のプレーレベルを引き上げるものだ。初めて先発としてのシーズンを過ごしているラブからは、今のところまだそうした動きは見られていない。
ニューオーリンズ・セインツ戦の後半や、最終的には悲惨な敗北を喫したものの、一時は巻き返しを図ってリードを奪ったブロンコス戦など、ラブが輝きを見せた場面はあった。しかし、パッカーズが再び優勝争いに加わるためには、ラブが4クオーターすべてをうまく取り仕切らなければならない。
以前にパッカーズがシーズン途中に復活を遂げたことはあったものの、それは将来の殿堂入りが確実視されているクオーターバックを司令塔に据えた状態で成し遂げたことだった。ラブは今後、同じような魔法をかけることができるのだろうか。
月曜夜にミネソタ・バイキングスが勝利を収めたことで、シーズン第8週に行われるバイキングスとの地区対決は重大な一戦となっている。試合に敗れた場合、パッカーズの今季は極めて危ういものとなるだろう。
【RA】