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トレードのうわさが流れる中、ジェッツのオフェンス内での役割にいら立つRBクック、「これは違うシナリオだ」

2023年10月28日(土) 00:02

ダルヴィン・クック【AP Photo/Charlie Neibergall】

NFLのトレード期限となる現地10月31日(火)が4日後に迫り、多くの選手たちの名前が浮かんでは消え、街を出ていくとうわさされることになる。

選手がトレード候補になる理由は、契約の終了や成績との釣り合いが取れていないなどさまざまだ。ニューヨーク・ジェッツのランニングバック(RB)ダルヴィン・クックも期待に見合う生産性を発揮できていない選手の1人だ。クックはトレーニングキャンプ中にギャンググリーンと契約した。

26日(木)、クックは自分の状況にいら立ちを感じていると認め、トレードのうわさに触れた。

「違うシナリオになってしまっている。本当に何もかも違っている」と彼は言っている。「だけど、俺の名前がトレード話の中で出回るのは自分でコントロールできることじゃない。それはいいことかもしれない。あるいは悪いことかも。それは誰にも分からないよ」

スタートから出遅れたクックは6試合で95回のオフェンシブスナップに加わり、39回のキャリーで109ヤードを獲得している。今シーズンは33ランヤードを超えた試合がなく、ミネソタ・バイキングス時代と比べて基準を大きく下回っている。

「これよりはいいはずだとみんな思っていた」とクックはチーム公式サイトを通じて打ち明けた。「もちろんフラストレーションを感じるさ。俺は正直な人間だ。プレーがしたい。自分じゃないみたいだ。こんなことは初めてで、イライラする。今までは試合で20回はボールに触っていた。もちろんラストレーションを感じるさ。ずっと適応しようと努力はしている」

同じポジションのブリース・ホールが好調だったため、クックはまだ試合で20回ボールにタッチしたことがない。しかし、ジェネラルマネジャー(GM)ジョー・ダグラスのところへ行ってトレードを要求する予定はないという。

「選手としても人としても、俺は自分で準備を整える。懸命に努力する。両サイドにとってベストな状況であってほしいだけなんだ」とクックは話した。「JDのオフィスに乗り込んで、どこか他の場所へ行きたいなんて言うつもりはない。選手がビジネスサイドに関わると、それが1日の行動に影響する気がするんだ。俺は毎日どうしたら向上できるかを考えて目を覚ます」

ここまでのクックの成績を考えると、28歳のランニングバックのトレードが成立するとは考えにくい。それよりも可能性が高いのはディフェンシブエンド(DE)カール・ローソンだ。

大型契約でやってきたローソンは、ジェッツの深いエッジラッシュローテーションから押し出されてしまっており、今季は4試合で71回のスナップしかカウントされていない。ベテラン選手のローソンはこんな展開は予想していなかったといい、フィールドに戻るチャンスが欲しいと訴えた。

「俺はいつだってジェッツが勝つ力になりたいと思ってきたし、チームのためにいつもベストな自分でいたいと思ってきた」とローソン。「でも結局のところ、俺はフットボール選手でありたいんだ。結果を出したいし、助けになりたい。だって俺はチアリーダーじゃなく、フットボール選手なんだから」

【M】