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ライオンズ戦を前に選手たちに不満を吐露させたレイダースHCマクダニエルズ

2023年10月30日(月) 11:07


ラスベガス・レイダースのジョシュ・マクダニエルズ【AP Photo/John Locher】

スケジュール上、重要な時期を迎えようとしている中で、ラスベガス・レイダースのヘッドコーチ(HC)ジョシュ・マクダニエルズは現地26日(木)に行われたチームミーティングで選手たちに発言権を与え、シーズン開幕から3勝4敗と低迷する中で、時おり公の場でも口にされているフラストレーションをその場で吐露できるようにしたと、情報筋が明かしている。

情報筋の話によれば、スーパースターであるワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスやディフェンシブエンド(DE)マックス・クロスビー、ランニングバック(RB)ジョシュ・ジェイコブスもミーティングで発言したとのこと。一方で、ロースターのどの分野の選手も順番に、時には非常に情熱的に、何の制限もない状態でさまざまな問題を指摘したという。

そのミーティングについて詳しく知っている人物によれば、選手たちはそれを、感情を放出する機会と捉えたという。それは、マンデーナイトに挑む重要なデトロイト・ライオンズ戦に向けて遠征する前に、胸につかえていたものを吐き出し、感情をリセットするのに必要な機会だったと言えよう。

シーズン第7週に行われた試合でシカゴ・ベアーズに30対12で敗れたレイダースは、2連勝がストップし、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区首位のカンザスシティ・チーフスに3ゲーム差をつけられた。しかし、レイダースがプレーオフに進出する可能性はまだまだ残っており、あと10試合が残されている中でワイルドカードの座まであと1ゲーム差に迫っている。

レイダースは現地31日(火)に迎えるNFLのトレード期限を数日後に控え、うわさが渦巻く中でミーティングを実施。情報筋の話によれば、レイダースは数週間前からWRハンター・レンフロウのトレードに関する問い合わせを受けてきたものの、差し迫った取引はないとのこと。レイダースは、どのような取引でも非常に大きな見返りを得られると見込まれるアダムスとクロスビーに関する問い合わせも受けているが、それを断固として拒否してきた。

特にアダムスは今月に入ってから、得点で30位に位置しているオフェンスにおける自身の出場機会の少なさについて触れつつ、自分が抱えているフラストレーションについて声高に語っている。そのとき、アダムスは「俺はただ遊びに来たわけじゃない。正しいやり方で勝つためにここに来たんだ」と話していた。

金曜日に出演した『The Rich Eisen Show(リッチ・アイゼン・ショー)』でインタビューを受けた際に、ラスベガスにいることに満足しているかと質問されたアダムスは「これは言っておこう。レイダースの一員でいられて100%幸せだとな。試合に勝てばすべてがもっと楽しくなる。だから、俺たちはただもっと勝たなきゃいけない」と答えている。

【RA】