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MRI検査の結果、ファルコンズDTジャレットがACLを断裂していたことが判明

2023年10月31日(火) 10:05


アトランタ・ファルコンズのグレイディー・ジャレット【NFL】

アトランタ・ファルコンズがシーズン第8週に喫した敗北は、現地30日(月)にチームの主力守備選手の1人がさらなる検査を受けた後に、より大きな痛手となっている。

MRI検査の結果、ディフェンシブタックル(DT)グレイディー・ジャレットが日曜日にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂していたことが判明したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが月曜日に情報筋の話をもとに報じた。ジャレットは2023年シーズンの残る試合を欠場することになる。

ファルコンズのヘッドコーチ(HC)アーサー・スミスは月曜朝に、ジャレットのケガを正式に発表した。

ファルコンズは月曜日に、ジャレットの負傷を受けてフィラデルフィア・イーグルスとトレードを実施し、2024年ドラフト6巡目指名権と引き換えにディフェンシブラインマン(DL)ケンタビウス・ストリートおよび2025年ドラフト7巡目指名権を獲得したと発表。ストリートは今季、イーグルスで8試合に出場し、そのうち1試合で先発を務めている。

ジャレットはタイタンズ戦のスクリメージからわずか4プレー目で、タイタンズの新人ガード(G)ピーター・スコロンスキーとの1対1のマッチアップに勝とうとした際にACLを断裂したようだ。スコロンスキーと対峙していたジャレットは片足で飛び跳ね始め、かなり速やかにフィールドを離れてさらなる治療を受けた。その後、ジャレットは試合に復帰していない。

ドラフト5巡目指名を受けてNFL入りしたクレムソン大学出身のジャレットは、とっくの昔に彼のキャリアに対する期待値を超える活躍を見せている。オールプロに1回、プロボウルに2回選出されたジャレットは、この10年間の大半でファルコンズ守備陣の内側で重要な役割を果たしてきた。

ジャレットにとって幸運なのは、2023年の報酬が完全保証されていることだ。2024年と2025年のキャップナンバーが2,000万ドル(約29億8,534万円)を超えている中で、30歳のジャレットの将来はどうなるだろうか。

現在6位に位置しているファルコンズ守備陣は今後、間違いなくジャレットの存在が恋しくなるだろう。

【RA】