パッカーズLBゲイリーが4年143億円の契約延長へ
2023年10月31日(火) 10:44ラインバッカー(LB)ラシャン・ゲイリーは今後もグリーンベイ・パッカーズと対戦する相手のクオーターバック(QB)にとって悪夢のような存在であり続けるだろう。
現地30日(月)、ゲイリーが4年9,600万ドル(約143億4,490万円)の契約延長に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話をもとに報じた。
ラポポートによれば、9,600万ドルは新契約金額であり、ゲイリーの契約は3,463万6,928ドル(約51億7,593万円)のサインボーナスを含めて総額で1億0,753万2,706ドル(約160億6,904万円)になるとのこと。
その後、チームがゲイリーの契約延長を正式に発表した。
チーム公式サイトによると、パッカーズのジェネラルマネジャー(GM)ブライアン・グーテクンストは「ラシャンはパッカーズに入団してから私たちにインパクトを与えてきた選手であり、人間だ。彼の仕事に対する姿勢は比類ないもので、チームのリーダーとしてこのチームの礎となってくれている。彼がこれからの数年間もグリーンベイにとどまってくれることを心からうれしく思っている」と述べたという。
2019年ドラフトでパッカーズから1巡目指名を受けたゲイリーは今季、新人契約の最終年を迎えた状態でプレーしていた。現在25歳のゲイリーは昨季にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂しており、今回の契約延長は彼の仕事に対する姿勢がいかに素晴らしいかを証明するものとなっている。
ゲイリーはシーズン第3週に行われたニューオーリンズ・セインツ戦で3回のサックを記録し、パッカーズの逆転勝利に貢献したことで、健康状態が戻ったことをアピールした。今シーズンは7試合に出場してサック4.5回、タックルフォーロス5回、QBヒット8回を記録している。
パッカーズはディフェンスに欠かせない柱となる選手を数年間にわたって確保できるよう行動を起こした。ゲイリーが持つゲームを破壊する能力はチームメイトの成長も後押しするだろう。
デボンドレ・キャンベルやプレストン・スミスといったパッカーズのラインバッカーは、ゲイリーがいることでキャリアを立て直し、コーナーバック(CB)ジャイア・アレクサンダーやCBラスル・ダグラス、CBエリック・ストークス、セーフティ(S)ダーネル・サベージはゲイリーが大混乱を引き起こすことで恩恵を受けるセカンダリーの一員となっている。2023年ドラフト1巡目で指名されたLBルーカス・ヴァン・ネスも、これからの数年間でゲイリーから学ぶことになるだろう。
キャリアを通して出場した63試合で、ゲイリーはサック27.0回、QBヒット62回、フォースドファンブル3回、ファンブルリカバリー4回を記録している。
【RA】