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ラムズQBスタッフォードは右親指のUCL捻挫、日々の経過観察

2023年10月31日(火) 13:38


ロサンゼルス・ラムズのマシュー・スタッフォード【AP Photo/Julio Cortez】

ロサンゼルス・ラムズのクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードはシーズン第8週に敗れた試合で親指を負傷し、この試合の半分近くを失っていた。スタッフォードの不在がシーズン第9週にも続くのかは、まだ分かっていない。

スタッフォードは右親指のUCL(内側側副靱帯/ないそくそくふくじんたい)を捻挫し、日々の経過観察の対象となっていると、ラムズのヘッドコーチ(HC)であるショーン・マクベイが現地30日(月)に明かした。

スタッフォードが最初に親指に問題を懸けた様子を見せたのは、ダラス・カウボーイズとの試合でヘルメットにぶつけたときだった。しかし、その後2ポイントのトライを成功させる中でパスをキャッチし、問題をかかえた親指から手を着くまでは、試合を離れていない。バックアップQBのブレット・リピンが代役に立ち、試合は43対20でカウボーイズに敗れるという結果に終わっている。

シーズン第10週がバイウイークになるため、ラムズがグリーンベイで行われる第9週の試合でスタッフォードを温存することに意味はある。しかしながら、3勝5敗の現在、ラムズには深みに落ちていく前にチームを軌道に戻すための時間が、それほど豊富にあるわけではない。

スタッフォードにとって2023年シーズンは再起の年となっており、研ぎ澄まされた正確性と同時に以前のような腕の力を見せ、無名だったプカ・ナクアやトゥトゥ・アトウェルらが合わせて1,100レシービングヤードを越え、タッチダウンを5回マークしている。スタッフォードのパス成功率は59.7%、2,070パスヤード、タッチダウン対インターセプトは8対7となっている。

ラムズがスタッフォードについて慎重な道を選んだ場合、リピンがシグナルコーラーの役割を担うだろう。スタッフォードの状況がどうなっていくかは、今週を通じて見えてくるはずだ。

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