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【2016年シーズン】第9週の見どころ

2016年11月03日(木) 23:16

オークランド・レイダースQBデレック・カー【AP Photo/Stephen B. Morton】

11月に入り、NFLも後半戦に突入する。現在9チームが勝率6割以上を誇っており、その中にはここまで1度しか黒星を喫していないニューイングランド・ペイトリオッツ(7勝1敗)とダラス・カウボーイズ(6勝1敗)も含まれている。AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)からはデンバー・ブロンコス(6勝2敗、勝率7割5分)、オークランド・レイダース(6勝2敗、勝率7割5分)、カンザスシティ・チーフス(5勝2敗、勝率7割1分4厘)の3チームが勝率7割以上をキープしている。

2000年以降、40チームが勝率5割またはそれ以下の勝率でシーズン後半を迎えながらも、プレーオフ進出を果たしてきた。昨シーズンからはヒューストン・テキサンズ(3勝5敗)、カンザスシティ・チーフス(3勝5敗)、シアトル・シーホークス(4勝4敗)、ピッツバーグ・スティーラーズ(4勝4敗)が後半戦で奮闘し、プレーオフに出場を決めている。

第9週最初の試合となるのがアトランタ・ファルコンズ対タンパベイ・バッカニアーズのNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区に所属するチーム同士の対決だ。第8週にグリーンベイ・パッカーズを33対32で下して勢いに乗るファルコンズは、現在ディビジョン1位に君臨している。バッカニアーズはニューオーリンズ・セインツと同率の2位。バッカニアーズが第1週にファルコンズを31対24で下していることもあり、ファルコンズがリベンジできるかが見どころとなる。

ニューヨーク・ジェッツ対マイアミ・ドルフィンズ戦では、ここ2試合連続で、200ヤード以上を走っているマイアミ・ドルフィンズのランニングバック(RB)ジェイ・アジャイと、第8週のクリーブランド・ブラウンズ戦で2度のタッチダウンランを決めてNFL歴代4人目となるタッチダウンラン50回、レシーブ500回、タッチダウンレシーブ20回以上という偉業を成し遂げたニューヨーク・ジェッツRBマット・フォルテのRB対決に注目だ。

フィラデルフィア・イーグルスは新人クオーターバック(QB)カーソン・ウェンツがここまで9タッチダウン、3インターセプト、レーティング92.5と奮闘し、現在NFC東地区2位につけている。イーグルスは今週末、ディビジョン同率2位につけているニューヨーク・ジャイアンツとの真っ向勝負に挑む。

先週行われたファルコンズ戦ではQBのアーロン・ロジャースが4度タッチダウンパスを投げながらも敗れてしまったグリーンベイ・パッカーズ。QBアンドリュー・ラック率いるインディアナポリス・コルツから本拠地で白星をあげて、調子を取り戻したいところだ。

第9週のサンデーナイトフットボールとなるデンバー・ブロンコス対オークランド・レイダースはAFC南地区トップの座をかけた6勝2敗同士の好カード。ブロンコスは1試合平均183.9ヤードしかパスでの攻撃を許しておらず、この数字は現在NFL第1位のパスディフェンスを意味する。対するレイダースも、第8週に対決したバッカニアーズ戦で513ヤード、4タッチダウンを投げ、今季絶好調であるQBデレック・カーの強肩に期待を寄せる。

他にもバッファロー・ビルズとシアトル・シーホークスがマンデーナイトフットボールで激突するなど、第9週は全13試合が行われる。