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QBラブにとってシーズン残り10試合は“とても重要”だとパッカーズGMグーテクンスト

2023年11月02日(木) 11:32


グリーンベイ・パッカーズのジョーダン・ラブ【NFL】

グリーンベイ・パッカーズはクオーターバック(QB)ジョーダン・ラブ時代の最初の7試合でジェットコースターのような日々を過ごしている。チーム全体が苦戦する一方で、先発1年目のラブは少し良いシーンを見せてくれることもある。

2020年NFLドラフト1巡目でラブを指名したパッカーズのジェネラルマネジャー(GM)ブライアン・グーテクンストは、現地1日(水)、QBの苦戦はオフェンス全体の低迷したスタートを象徴していると語った。

グーテクンストは記者団に対し「オフェンス全体がそうであるように、少しアップダウンがある。オフェンス全体が未完成なんだ。試合の後半には、特にいいプレーが垣間見えたが、スタートはあまりよくない」とコメントし、こうつけ加えている。

「チーム全体としてはやるべきことがたくさんあると思うけれど、同時に彼らはそのプロセスに全力を注いでいると思う。より良い結果が出ることを期待している」

パッカーズのオフェンスは、7試合を通してスロースタートが特徴となっている。日曜日にミネソタ・バイキングスに敗れた試合では前半で3点しかあげていない。今季のパッカーズは、前半の得点が1試合平均わずか4.1点(NFL最少)で、5試合連続で前半2クオーターでタッチダウンをあげられていない。

パッカーズは4連敗を喫して今シーズン2勝5敗となった。ラブは最初の2試合でターンオーバーを免れていたが、その後、5試合連続で最低1回、合計8回のインターセプトを喫している。

「残すところ10試合だ。とても重要な10試合になる」と話すグーテクンストは、次のように続ける。

「彼は本当にいいところをたくさん見せてきたと思う。逆境に立ち向かい、チームを率いている姿は本当に素晴らしい。チームとしてもっと良くなっていかなければならないし、次の10試合でそうなることを期待している。われわれが経験しているのは、自分たちが直面すると分かっていたものだ。私たちが望むような結果は得られていないが、みんなが物事に対応している姿は気に入っている」

グーテクンストはチームには“ジョーダンに対する多くの信頼”があり、不安定なスタートはクオーターバックだけの問題ではない、と繰り返している。

「クオーターバックだけを評価するのではなく、評価すべきはすべてだ。選手全員だ。チーム全体が本来の機能を果たしていないとき、誰かを評価するのは難しい」と語るグーテクンストは「同時に、それを正しく理解して前進し、その場にいる選手たちを評価できるようにするのも私たちの役目だ。うまくいっていないとき、何かを評価するのは難しい」と続けている。

ラブを取り巻く若いレシーバー陣は、シーズン序盤では若いクオーターバックの役に立っておらず、オフェンシブラインの問題も前向きなムードを妨げている。しかし、5月に1年間の契約を延長したラブも非難を免れるわけではない。メンタル面でのミスを犯し、あまりにも多くのパスを誰もいないところに放ち、ボールの扱いも安定していない。

ラブやオフェンス、プレーコールの苦戦に注目が集まっている一方で、ディフェンスの問題も同じくらいか、それ以上にひどい。新しいクオーターバックを迎えながら成功を収めるためには、守備コーディネーター(DC)ジョー・バリーのディフェンスがパッカーズの道を切り開く必要がある。7試合を通じてディフェンスは期待を裏切り続け、フィールドから出るのに苦労し、ゲームを変えるプレーに欠けている。

2023年は、グーテクンストのチームにとって大きな期待外れとなった。次の10試合で、2024年にどれだけの変化が必要かが決まるだろう。

【KO】