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キャリア通算1万レシーブヤードの大台に近づくチャージャーズWRキーナン・アレン

2023年11月04日(土) 16:37


ロサンゼルス・チャージャーズのキーナン・アレン【AP Photo/Chris Carlson】

現地6日(月)のニューヨーク・ジェッツ戦でワイドレシーバー(WR)のキーナン・アレンがキャリア通算の1試合平均ヤードを記録すれば、ロサンゼルス・チャージャーズ史上2人目となる1万ヤードの大台に乗ることになる。

11シーズンで4度のプロボウル選出に輝いたワイドアウトは、通算9,930ヤードを獲得し、1万ヤードまであと70ヤードに迫っている。アレンはこれまでのチャージャーズのキャリアにおいて、133試合出場で1試合平均74.7ヤードの記録を残している。今シーズンに限ると7試合で平均91.9ヤードだ。

31歳にしてアレンが安定しているのは、どんなカバレッジに対してもオープンになり続ける能力のたまものだ。

チャージャーズのヘッドコーチ(HC)ブランドン・ステイリーは2日(木)、チームを通して「彼は進化している。彼が安定したパフォーマンスを維持できているのは、彼がどれだけ自分の技術に専念しているかの表れだと思う。彼はレシーバーというポジションを本当に芸術としてプレーしている。キーナンを特別な存在にしているのは、その年齢だ。彼が特別なのは身体的な才能ではなく、レシーバーとしてどうプレーするかだ。キャリアを通じてプレーしてきたあの一貫性は、レシーバーというポジションを最高レベルでプレーすることへのコミットメントのたまものだと思う。彼はレシーバーにとってタフなことができる。アウトサイドでもインサイドでもプレーできるし、カバレッジも読める。彼の感覚があれば、他のレシーバーが走れない場所にも行けるんだ」と語った。

もし月曜日に記録を達成すれば、アレンは1万ヤードを達成した史上54人目の選手になる。

アレンは「1万ヤードは大きいね。俺はミネソタ・バイキングスの試合を見て育ち、WRクリス・カーターが1万ヤードを達成したのを見た。それは当時大きなことだったし、今でも大きなことだと思う」と話した。

次の目標はなんだろうか。

アレンは「アントニオ・ゲイツを捕まえることだ」と言う。

タイトエンド(TE)のアントニオ・ゲイツは16シーズンでキャッチ955回、1万1,851ヤードというチャージャーズのチーム記録保持者だ。そのうちの最後の6シーズンを、ゲイツとアレンはチームメイトとして過ごした。

アレンは長年チャージャーズの頼みの綱であり、WRマイク・ウィリアムスがACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂でシーズン終了となった2023年シーズンは特に、これ以上ないほどの存在となった。アレンは今シーズンキャッチ54回、643ヤード、タッチダウン4回を記録している。チャージャーズではWRジョシュ・パーマーがキャッチ23回、377ヤードで2位につけている。

セーフティ(S)のダーウィン・ジェームズはアレンについて「彼はボーラーだ。彼はハードワーカーだ。彼がやってきたことを考えると、愛と尊敬以外の何も浮かばないよ。彼は偉大な選手の一人として語り継がれ、いつか必ずゴールドジャケットを手に入れるだろう」とコメントした。

【AK】