現地1日（水）、マイアミ・ドルフィンズのヘッドコーチ（HC）マイク・マクダニエルは、先週のニューイングランド・ペイトリオッツ戦を欠場したセーフティ（S）ジェヴォン・ホランドが脳しんとうプロトコルをクリアしたと発表した。

ホランドはシーズン第7週のフィラデルフィア・イーグルス戦でヘルメット同士のヒットを受けたが、サイドラインでの診断の後、試合に復帰した。しかし、翌日に脳しんとうの症状を訴え、プロトコルに登録された。

同僚のセーフティ、ブランドン・ジョーンズはドイツ遠征に同行せずマイアミに留まり、脳しんとうプロトコルを進行中だ。

また、マクダニエルHCは左タックル（LT）のテロン・アームステッドが水曜日の練習で復帰予定であり、21日間を期限とする練習期間を開始したと話した。

アームステッドは10月1日（土）のバッファロー・ビルズ戦で膝を負傷し、故障者リザーブ（IR）に入った。直近4試合を欠場したアームステッドは今週のカンザスシティ・チーフス戦で復帰の可能性があるが、マクダニエルHCは、フランクフルトで初開催される日曜日の試合での出場を確約しなかった。

マクダニエルHCは「雰囲気を感じ取れば、可能性は開けているから、彼はフィールドにいるだろう。楽しみだね。彼がその努力にどう反応するか見て、翌日にはそれを評価し、翌々日も同じようにするよ」と話した。

アームステッドは2022年シーズンオフにドルフィンズと5年総額7,500万ドル（約112億275万円）の契約を結び、ドルフィンズ移籍初年度からプロボウルに選出された。しかし、過去1年半で25試合中8試合を欠場、うち今シーズンは6試合を欠場している。

他にも、マクダニエルHCは右ガード（RG）ロバート・ハントがハムストリングの負傷で日々観察の状態だと話した。ハントは日曜日のペイトリオッツ戦前半で退場し、フィールドに戻ってこなかった。マクダニエルHCはハントが数週間の離脱になるとは話していないが、水曜日の練習には参加できないだろうと予想している。

また、鼠径部の負傷で直近3試合を欠場したセンター（C）コナー・ウィリアムズの状態について、ドルフィンズは楽観視している。

ウィリアムズはシーズン第5週のニューヨーク・ジャイアンツ戦で負傷を悪化させ、先週のペイトリオッツ戦ではアクティブだったが出場しなかった。マクダニエルHCは緊急事態が発生していたらウィリアムズをプレーさせたかもしれないと話したが、チームはウィリアムズを回復に専念させ、復帰を急がない考えのようだ。

マクダニエルHCは「われわれは良い信頼関係を築いている。だから、彼の出場を引き止めたのは必ずしも彼にとって好ましい結果ではなかったと思うが、後から考えて、彼は欠場を理解していると思う」とコメントした。ドルフィンズとチーフスは共に6勝2敗で、AFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）のトップに並んだ状態で日曜日の試合に臨む。

【AK】