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ベアーズとDEスウェットが4年146億3,800万円で新たな契約延長に同意

2023年11月05日(日) 20:08


ワシントン・コマンダースのモンテス・スウェット【NFL】

シカゴ・ベアーズがトレード期限に獲得した重要選手との契約を取り付けた。

ベアーズとディフェンシブエンド(DE)モンテス・スウェットが新契約金9,800万ドル(約146億3,826万円)、保証金7,290万ドル(約108億8,907万円)で4年の契約延長に同意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えた。総額およそ1億500万ドル(約156億8,385万円)の契約だという。

その後チームから発表があった。

『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によるとスウェットの平均年俸は2,450万ドル(約36億5,957万円)になり、先日契約したラシャン・ゲイリーを飛び越えてエッジラッシャーの中で5位にランクインするとのことだ。

10月31日(火)に2勝6敗のベアーズが2024年の2巡目指名権と引き換えにワシントン・コマンダースからスウェットを獲得したのは予想外の動きだったが、プロ5年目のスウェットがシカゴに残ることは驚きではない。

ベアーズのジェネラルマネジャー(GM)ライアン・ポールズは現地1日(水)に、新契約の締結に“それほど長く”はかからないだろうと記者団に語っていた。

事実、その通りだったわけで、これでスウェットは2027年までベアーズと契約を結んだことになる。

ワシントンで5シーズンの実績を積んだ27歳のスウェットは、これから前進するベアーズで大事な構成要素となる。

2019年に1巡指名を受けたスウェットは、コマンダースで67試合に先発し、35.5回のサック、ファンブルフォース9回、タックルフォーロス47回とクオーターバックヒット85回を記録した。これだけの成績を残しているにもかかわらず、コマンダースはスウェットともチームメイトのDEチェイス・ヤングとも契約年に決別することを決めた。

ヤングはサンフランシスコ・49ersに落ち着き、DEニック・ボサと組んで強固なディフェンスを築くことになった。そしてスウェットは主要パスラッシャーとしてベアーズの即戦力となる。

2023年の8試合でベアーズはサックが10回しかなく、これは他のどのチームよりも5回は少ない。

ディフェンスをリードしているのはそれぞれ2回のサックを決めているラインバッカー(LB)T.J.エドワーズとDEヤニック・エンガーコエだ。

それに対し、スウェットはキャリアハイの9回を上回るペースで、すでに6.5回のサックを挙げている。

日曜日のニューオーリンズ・セインツ戦から、さっそくスウェットが活躍してくれることをベアーズは期待している。大型の延長契約を締結したことで、当面の間、ベアーズはスウェットの才能の恩恵を受けることが可能となった。

【M】