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ジャイアンツのTEウォーラーとQBテイラーがIR入り

2023年11月05日(日) 17:58


ダレン・ウォーラー【NFL】

3試合を欠場したクオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズがニューヨーク・ジャイアンツに戻ってくる。ただし、彼らは少なくともこれから4週間、2人の重要選手を欠くことになる。

タイトエンド(TE)ダレン・ウォーラーとQBタイロッド・テイラーが故障者リザーブ(IR)入りしたことが現地4日(土)、チームから発表された。

ハムストリングを痛めているウォーラーの欠場はすでに決まっていた。ジャイアンツ入り後に初めて欠場する試合が、唯一プロボウルに選ばれた時の所属チーム、ラスベガス・レイダース戦というのは皮肉な話だ。

昨年驚きのプレーオフ出場を果たしたジャイアンツにとって、31歳のウォーラーはフリーエージェンシーで獲得したビッグネームだった。ビッグブルーも彼もこの8試合は決して好調とは言えないものの、それでも大きな打撃だ。

パスヤードでランキング32位に沈むジャイアンツオフェンスの中で、36回のレシーブで384ヤードを上げてチーム首位に立つウォーラーが希望の光となっていた。

タッチダウンはまだ1回で、それもシーズン第7週になってようやく記録されたものだが、エンドゾーンにたどり着いた3人のパスキャッチャーの1人がウォーラーだった。タッチダウン2回を挙げて首位にいるのはランニングバック(RB)セイクワン・バークリー。そしてここまで唯一タッチダウンレシーブを決めているワイドレシーバー(WR)がアイザイア・ホッジンズとなっている。

タイトエンドのポジションにはダニエル・ベリンジャーが先発に入りステップアップする見込みで、ウォーラーのいない間はバークリーがショートパスゲームの中心になるだろう。

ウォーラーのケガで先発ラインアップにほころびが生じる一方、肋骨(ろっこつ)のケガでテイラーがIR入りというのも気掛かりなニュースだ。

テイラーはジョーンズの後ろに控えていた頼れるベテランで、今年はすでに首のケガを抱えていた。多くのチームを渡り歩いてきたテイラーはリリーフとして1勝2敗で、2023年に87回中57回のパスを成功させて579ヤード、タッチダウン2回をマークしていた。

ジョーンズ最大のターゲットが使えず、バックアップにもしばらく頼れなくなってしまい、2勝6敗の穴から抜け出したいジャイアンツにとっては乗り越えなければならない障害がさらに増えてしまった。

【M】