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今季の残りはQBレビスが先発を務めるとタイタンズHCブラベル、タネヒルはバックアップに

2023年11月08日(水) 10:44

テネシー・タイタンズのウィル・レビス【AP Photo/Matt Freed】

ウィル・レビスの時代がテネシー・タイタンズで正式に始まった。

現地7日(火)、ヘッドコーチ(HC)マイク・ブラベルが今後はレビスを先発クオーターバック(QB)として起用すると発表。ライアン・タネヒルはバックアップになる。

ブラベルHCは報道陣に「私たちはウィルと共に進んでいくつもりだ」と述べ、こう続けた。

「今はそれがこのフットボールチームにとって絶好の機会だと思っている。彼(ライアン)の状態は今後も見ていくつもりだ。今週はここを通って進んでいく。私たちは彼がバックアップとなり、スターターとしても準備することを期待している。それが私たちの現状だ。それをチームと共有し、関係者全員と話し合った。今後、私たちはそういった形になるだろう」

『Titan Insider(タイタン・インサイダー)』によると、ブラベルHCは「レビスに何かが待ち受けているのは明らかだから、私たちは彼の準備を整え、彼と共に勝利を収めたいと考えている」とつけ加えたという。

先発の引き継ぎが正式に決まったのは火曜日だが、タネヒルが足首を負傷して欠場していたこの2週間におけるレビスの活躍を見れば、タイタンズがこの豪腕クオーターバックを起用すべきなのは明らかだった。

レビスはキャリア初先発を果たしたシーズン第8週にビッグプレーを連発して輝きを放ち、タッチダウン4回、インターセプト0回、238パスヤードを記録してアトランタ・ファルコンズを28対23で下すのに貢献。ピッツバーグ・スティーラーズに敗れたシーズン第9週では、何度かパスに失敗し、試合終了間際にインターセプトを喫するなど、苦戦を強いられたが、レビスがこの先タイタンズを率いるべきだという兆候は表れていた。

ドラフト2巡目指名を受けたケンタッキー大学出身のレビスは大砲のような腕を誇り、ピンポイントでパスを通して、タネヒルにはできない方法でタイタンズのパスオフェンスを展開することができる。レビスがポケットで力強く立とうとする姿はベテラン選手さながらだが、サックやビッグヒットを喫することはしばしばある。これまでに出場した2試合で、24歳のルーキーはブリッツを見極めたり、頻繁に最初の読みに固執するのを避けたりと、スナップ前のプロセスもしっかりしていた。他の若手QBと同様に、浮き沈みはあるだろうが、タイタンズは将来性のあるクオーターバックとともに、それを乗り越えていくだろう。

3勝5敗でAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区で最下位に沈んでいるタイタンズは、現地12日(日)にタンパベイ・バッカニアーズと対決する予定だ。クオーターバックの交代が正式に決まった今、テネシーには新たな時代が到来している。

【RA】