1万レシーブヤードを突破したチャージャーズWRアレン、「努力が報われた」
2023年11月08日(水) 11:46現地6日(月)、ロサンゼルス・チャージャーズのワイドレシーバー(WR)キーナン・アレンは27対6で勝利したニューヨーク・ジェッツ戦で、キャリア通算1万レシーブヤードを達成した。
「最高だ。努力が報われた。一貫性、回復力の結果だ。いろんなことを乗り越えてきた。ケガとかそういうものをね。だからうれしい」とアレンは試合後に話している。
アレンは元タイトエンド(TE)アントニオ・ゲイツ(キャリア通算1万1,841ヤード)と並び、チャージャーズのフランチャイズ史上でキャリア通算1万レシーブヤードを達成した2人目の選手となった。
チーム公式記録によると、アレンは「もう11年がたった。今季は俺の11シーズン目だ。つまり、何年も積み重ねていけたときに、これまで出会ったどのコーチにも、積み重ね続けろと言われてきた。シーズンを積み重ね、勝利を積み重ねる。それができるようになれば、蓄積されていくのさ」と語ったという。
アレンは1万ヤードを達成したNFL史上54人目の選手となった。現在の試合平均ヤード(90ヤード)を維持すれば、今季終了時にはキャリア通算ヤードで歴代45位以内に入れるだろう。
チャージャーズのクオーターバック(QB)ジャスティン・ハーバートはアレンについて「彼が成し遂げた素晴らしいこととか、彼が生み出すプレーには驚かされていない」とコメント。
「彼にうちのオフェンスにいてもらうことは単純に重要だ。うちのオフェンスの重要な部分を担ってくれている。俺たちは彼がああいうプレーをするところを練習でいつも見ている。つまり、彼はただ試合に出て、自分がやるべきことをやっている」
アレンが1万ヤードを突破した記念すべきキャッチが、ジェッツ戦のハイライトとも言えるプレーで披露されたことには何の驚きもない。身体をねじりながら決めるとんでもないキャッチを、アレンは簡単そうにやってのけた。
アレンは現在、現役選手のキャリア通算レシーブヤードで、WRフリオ・ジョーンズ(1万3,640ヤード)、WRディアンドレ・ホプキンス(1万1,862ヤード)、WRマイク・エバンス(1万1,019ヤード)、TEトラビス・ケルシー(1万0,941ヤード)、WRデイバント・アダムス(1万0,210ヤード)に次ぐ6位につけている。
チャージャーズのヘッドコーチ(HC)ブランドン・ステイリーは「なぜ彼が歴史に名を残すことになったのか、私たち全員がその理由を知っていると思う。なぜなら、彼と一緒にいる誰もが、彼が日々行っていることを見ているからだ。私にとって彼は、一貫性という点で究極の基準だ」と述べ、「一貫性の究極の例にならずに1万ヤードを達成することはできない。だから、私は彼のことを思って本当にうれしい」と続けた。
【RA】