ニュース

WRピケンズのSNS騒動は「些細な問題」とスティーラーズHCトムリン

2023年11月08日(水) 13:09

ピッツバーグ・スティーラーズのジョージ・ピケンズ【Joe Robbins via AP】

ピッツバーグ・スティーラーズのヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンは、2年目のワイドレシーバー(WR)ジョージ・ピケンズを取り巻く最近のソーシャルメディア上の騒動を一蹴している。

現地7日(火)、ピケンズのように逆境に置かれた若い選手を指導することについて尋ねられたトムリンHCは、試練であること自体を否定した。

「そんなのは息をするくらい簡単なことだ」と切り出したトムリンHCはこう続けている。

「君たちにとってはおいしい話かもしれないが、今週末に向けてこのチームを準備しなければならない私からすれば、正直に言って些細な問題だ。われわれの焦点はグリーンベイ・パッカーズとの試合、そのフットボールゲームをどう戦うかで、これ以上簡潔に説明することはできない。君たちがソーシャルメディアをフォローして記事を書く姿は、まるでリアリティ番組のようだ」

先週末にかけてピケンズはスティーラーズに関連する全ての投稿を削除する一方で、「俺を自由にさせてくれ」というコメントを投稿したことなどが物議を醸した。ピケンズはその後に削除した写真の一部を元に戻し、上述のコメントは削除している。

一連のソーシャルメディア上の騒動は、スティーラーズがテネシー・タイタンズに勝利した日曜日の試合で、ピケンズがキャリアローとなるキャッチ2回で-1ヤードを記録した直後のこと。ピケンズは第3クオーターに両足をエンドゾーンに着地させることができず、12ヤードのタッチダウンを失敗に終わらせている。

ピケンズは今季8試合に出場しており、3試合で100ヤードを超えているものの、4試合で40ヤードを下回っている。直近の2試合ではベテランのWRディオンテ・ジョンソンの方がより多くターゲットになった。シーズン第7週と第8週でジョンソンは23回のターゲットのうち15回のキャッチを成功させて、175ヤードとタッチダン1回をマーク。一方のピケンズは10回のターゲットのうち3回のキャッチを成功させ、21ヤードとタッチダウン1回にとどまっている。

トムリンHCは、ピケンズのフラストレーションは単にスティーラーズの勝利に貢献したいという気持ちから来ていると語った。

トムリンHCは「ああ、彼は常に苛立ちをあらわにしている」と火曜日に記者たちに話している。

「彼は重要な存在になりたがっている。われわれが成功する理由になりたいんだ。そういう気持ちを出し惜しみすることはないだろう。フットボールを欲しがる選手は大歓迎だ。私はこのチームが成功する理由の中心的存在になりたいと思っている選手が欲しい。だから、正直に言うと今の状況は問題ですらない」

ジョンソンもピケンズもスティーラーズのオフェンスで活躍する余地はある。シーズン第10週にスティーラーズがパッカーズをホームに迎える日曜日に、不満を漏らしているピケンズに活躍のチャンスが巡ってくるかが注目される。

【R】