NFLが下級生のドラフト候補生にカレッジオールスターゲーム参加を許可
2023年11月09日(木) 11:36NFLは全32チームに対し、下級生のドラフト候補生がカレッジオールスターゲームに参加可能になったと通知した。現地8日(水)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ぺリセロが情報筋の話をもとに伝えている。
2024年NFLドラフトの参加資格が認められた下級生であれば、イースト・ウエスト・シュラインボウル、HBCUレガシーボウル、シニアボウルの招待を受けることができる。それ以外のオールスターゲームでは、リーグは下級生の招待を認めていない。
これはドラフト前のプロセスに大きな変化をもたらすもので、NFLのスカウトに対して実力を披露する機会が少なく、ドラフト後半まで入団を表明しないことが多い有望選手にとって、活躍の場を提供する一助となるはずだ。これまではNFLスカウティング・コンバインに招待されない下級生は、スカウトと話す機会を持つためにドラフト前のプロデーやプライベートワークアウトに頼っていた。
また、ここ数年は特別参加資格を認められた下級生の数が減少している。106人の下級生が承認された2018年が最多だったが、それ以降は減少しており、2021年は99人、2022年は73人、2023年は69人だった。
この間にカレッジスポーツ界には大きな変化が生じており、NIL(知名度、イメージ、肖像の頭文字で、学生たちがそれを利用して収益化することが認められている )契約の普及や、編入希望者名簿が学生アスリートにより多くのチャンスを与えている。
シニアボウルのような大会では例年、学位取得を終えた4年制大学の3年生が出場できるようになっているが、下級生の大半は以前まではオールスターゲームに出場する資格がなかった。
下級生が2024年NFLドラフトに特別参加資格を申請する期限は1月15日(月)となっている。
イースト・ウエスト・シュラインボウルは2月1日(木)、シニアボウルは2月3日(土)、HBCUレガシーボウルは2月24日(土)に予定されている。これら3つの試合はすべてNFLネットワークで放送される予定だ。
【KO】