ニュース

故障者23人でも選手たちはベンガルズ戦へ向けた準備を止めないとテキサンズHCライアンズ

2023年11月09日(木) 15:34


ヒューストン・テキサンズ【NFL】

現地8日(水)にヒューストン・テキサンズが発表した故障者レポートには23人の選手がリストアップされていた。

ドラフト1巡指名のディフェンシブエンド(DE)ウィリアム・アンダーソンを含む11人は練習を欠席。ワイドレシーバー(WR)ニコ・コリンズを含む7人は制限付きとなっている。

このリストにはワイドレシーバーが複数人おり、オフェンシブタックル(OT)もいた。フルバック(FB)もキッカー(K)も含まれているのだ。

テキサンズはシーズン第9週のタンパベイ・バッカニアーズ戦でクオーターバック(QB)C.J.ストラウドがチームを率いてスリリングな勝利を収め、良い方向に進んでいるように見えていたが、第10週を迎えるにあたってこの状況が良いニュースでないことは確かだ。

とはいえ、テキサンズの新人ヘッドコーチ(HC)デミコ・ライアンズは、日曜日に行われる強敵シンシナティ・ベンガルズとの試合に向けて、言い訳をするつもりはない。

チームの公式発表によると、水曜日に複数の重要な選手たちのステータスを知らずに準備することの難しさについて尋ねられたとき、ライアンズは「それは私たちのプロセスを止めることはない」と語り、こう続けた。

「私たちは同じプロセスを踏んでいるし、物事は起こる。それが人生だ。いつも物事が自分の思い通りに行くわけではないから、その中でも笑顔を絶やさず、私たちはベストな選手を出場させる。利用可能な選手が誰であれ、ベストな選手を出場させて、テキサンズのフットボールをするんだ」

多数の負傷者を抱えるテキサンズの有名選手の中には、アンダーソン(膝)、ランニングバック(RB)デイミオン・ピアース(足首)、レシーバーのコリンズ(ふくらはぎ)とジョン・メッチー三世(肋骨)とロバート・ウッズ、OTのタイタス・ハワード(膝)とレアミー・タンシル(膝)、ディフェンシブバック(DB)のスティーブン・ネルソン(背中/首)とジミー・ウォード(ハムストリング)が含まれている。

「水曜日の故障者レポート」

コリンズはバッカニアーズ戦で週間最優秀選手に輝くパフォーマンスを見せたストラウドのタッチダウンパス5回のうちの1回をキャッチした。水曜日、コリンズは故障者リポートに掲載された6人のスキルプレーヤーのうちの1人だ。

シーズンを通してケガに悩まされてきたハワードとタンシルは、不調に苦しんでいる5人のオフェンシブライン選手のうちの2人だ。年間を通して、テキサンズのオフェンシブラインはケガの問題により組み合わせが頻繁に変わっている。シーズン第10週もその例に漏れないだろう。

「オフェンシブラインにはベストの5人を出し続ける」というライアンズは「選手たちを移動させたりすることに関しては、コーチ陣の判断に委ねられる」とつけ加えた。

キッカーのケイミ・フェアバリンは大腿四頭筋を痛めて水曜日の練習を休んでおり、日曜日の試合への出場は難しそうだ。テキサンズは今週初めにKマット・アメンドーラを練習生として契約し、3日間の準備期間を与えている。

アンメンドーラが準備するのに十分な時間があるかどうか尋ねられたとき、ライアンズは「そのうちわかるだろう」と述べ、こう続けた。

「先週はハーフタイムにキッカーを準備させた。だから、どうなるか見てみよう」

そのキッカーとは、重要な29ヤードのフィールドゴールを決めたRBダレ・オグンボワレだ。

ライアンズは前述のコメントをしながら笑っていた。ライアンズは物事をポジティブに捉え、ネクストマンアップ(次の選手が代わりを果たす)のメンタリティを受け入れている。こうした性格はテキサンズを4勝4敗という驚異的なスタートへと導き、すでに昨年を上回る勝ち星をあげるのに役立っている。

それでも、故障者リポートに23人の選手が並ぶのは、間違いなく普通の水曜日ではない。

【KO】