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レイブンズの守備陣には「弱点がないと思っている」とQBジャクソン

2023年11月09日(木) 12:23

ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソン【Kevin Sabitus via AP】

激戦のAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区で首位に立つボルティモア・レイブンズは現在、快進撃を続けている。

NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)の強豪であるデトロイト・ライオンズおよびシアトル・シーホークスに圧勝した試合を含め、4連勝中のレイブンズは、本来の力を発揮し始めていると言えよう。

しかし、レイブンズのディフェンスはその貢献にふさわしい称賛を受けているだろうか? 少なくとも、チームのディフェンスを比類のないユニットと見ているクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンは彼らに賛辞を贈っている。

チーム公式記録によれば、ジャクソンは現地8日(水)に、レイブンズのディフェンスと練習することで自分自身がどれほどより良くなれているかという質問に対して「自慢するわけじゃないけど、うちのディフェンスには弱点がないと思っている」と答えたという。

「ディフェンシブラインをはじめとして、ラインバッカー(LB)やセカンダリーも、彼らがどれほど飛び回って、カバレッジに見せかけて別のことを実行するといったふうにディフェンスを偽装してくれて、ブリッツをタイミングよく仕掛けてくれていることか。それは俺たちにとってものすごく役に立っている。他のチームと対戦しているとき、彼らが飛び回って、俺たちに最高のチャンスを与えてくれるからな。俺たちは毎日、最高のディフェンスの1つと対峙しているようなものだ」

おそらく驚くことではないが、レイブンズのLBパトリック・クイーンもディフェンスに関するジャクソンの意見に同意している。

クイーンは「まったく同感だ」とコメント。

「全員が集中して、それぞれのプレーで自分たちにできることをやって、集中してコミュニケーションをとり、可能な限り全力でプレーして、最高のテクニックを身につければ、俺たちを止められるヤツなんていないはずだ。俺たちを止められるのは俺たちだけだ」

ジャクソンが言及したように、レイブンズの守備コーディネーター(DC)マイク・マクドナルドが持つ、スキームを偽装して相手を不安に陥れる能力は素晴らしい。レイブンズ守備陣は、試合平均被得点で1位、試合平均被トータルヤードで2位、試合平均被パスヤードで2位、試合平均サック数で1位、相手のQBレーティングで1位につけている。

「前より尊敬されるようになってきたと思うけど、まだ自分たちが望んでいるほど尊敬されてはいない気がする」と明かしたクイーンは「正直、俺たちはまだ達成したいことを達成できていない。だから、これから尊敬されることが増える気がしている」と続けた。

レイブンズは日曜日にクリーブランド・ブラウンズ戦で、大混戦が予想されるAFC北地区同士の対決に臨む。レイブンズはそこで、自分たちと同じようにNFL屈指のディフェンスとフィールドを共にし、NFLのヒエラルキーの中で自分たちがどの位置にいるのかを示すチャンスを手にする。

ブラウンズ守備陣は現在、試合平均被トータルヤードと試合平均被パスヤードで1位だ。

クイーンにとって、他の一流ディフェンスとの対決は、少しばかりモチベーションを高める理由になっている。

「モチベーションは高い」と語ったクイーンはこう続けた。

「今はいろんな話が飛び交っているけど、正直、俺たちはパッドをつけた状態で話をつけたいだけ。試合に出て、楽しみながら1プレー1プレーを支配して、フィールドではあまりくだらない話をしないで、またやっていきたいだけだ」

レイブンズはシーズン第4週に、QBデショーン・ワトソンを欠いた状態のブラウンズを28対3で粉砕した。

クイーンを筆頭に、レイブンズ守備陣は当時のパフォーマンスを再現したいと考えており、ジャクソンは彼らにそれを成し遂げる能力があると確信している。

【RA】