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49ersのRBマカフリー、連続得点試合数が歴代最多記録に並ぶ17回でストップ

2023年11月13日(月) 10:09


サンフランシスコ・49ersのクリスチャン・マカフリー【AP Photo/Phelan M. Ebenhack】

サンフランシスコ・49ersのランニングバック(RB)クリスチャン・マカフリーが臨んでいた、得点を挙げた連続試合数として歴代最多記録を更新する挑戦は、史上類を見ない記録と並んだところで終わりを迎えた。

マカフリーの連続タッチダウン記録は、34対3で勝利したジャクソンビル・ジャガーズ戦において、17試合で途絶えた。これにより、マカフリーは殿堂入りしたレニー・ムーアに並ぶNFL史上最多記録を保持することになる。

マカフリーが達成した17試合連続タッチダウン――プレーオフでの3試合を含む――は49ersのフランチャイズ記録となっており、1963年から1964年にかけて達成されたムーアの偉業とともに永遠に語り継がれるだろう。

マカフリーの記録が途絶えたのは努力が不十分だったからではない。勝敗が決定的なものとなってからも、マカフリーは何度もボールを与えられた。

34点で大幅にリードしている中、マカフリーは第4ダウン残り5ヤードの場面で19ヤードをランで稼ぎ、敵陣10ヤードラインまで迫った。マカフリーは次のプレーで1ランヤードを稼いだ後に、この日の出番を終えたクオーターバック(QB)ブロック・パーディーの代わりに出場していたサム・ダーノルドから6ヤードのパスを受けている。それに続くプレーにおいて、ランで2ヤードのロスを喫したマカフリーは、ワイドに並んだ第4ダウンでターゲットになったものの、パスはインコンプリートに終わっている。

49ersが連敗を脱することにつながった試合を終えた後、マカフリーは皮肉まじりに「最悪だ。俺以外、チームのみんなが得点した。いや、試合の最後まで俺を出場させて、記録を達成できるように仕向けてくれたことは、俺にとって大きな意味があるけどね。俺は大勝利を手に入れた」とコメント。

この試合でマカフリーはキャリー16回で95ヤード、レシーブ6回で47ヤードを記録した。

ムーアが歴史的な偉業を成し遂げてから約60年後、マカフリーも同じ偉業を果たしている。

新記録を打ち立てることはできなかったものの、昨シーズン第13週にパーディーから受けた3ヤードのタッチダウンレシーブから始まったマカフリーの連続得点は、祝福と称賛に値するものだと言えよう。

マカフリーが最後に無得点で試合を終えたのは昨シーズン第12週にホームで行われたニューオーリンズ・セインツ戦だ。

今回、マカフリーは過去に1度だけ対戦したことのあるジャガーズとのアウェー戦で、エンドゾーンから遠ざけられた。カロライナ・パンサーズの一員として臨んだ2019年シーズン第5週のジャガーズ戦で、マカフリーは237スクリメージヤードを記録し、トータルで3回のタッチダウンを決めるという活躍を見せている。

歴史への挑戦は終わりを迎えたものの、マカフリーは殿堂入り選手と並んでNFLのレコードブックにその名を刻んだ。

【RA】