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ドーシーOCの解雇を受けて自分を責めるビルズQBアレン

2023年11月17日(金) 12:28


バッファロー・ビルズのジョシュ・アレン【AP Photo/Adrian Kraus】

攻撃コーディネーター(OC)を務めていたケン・ドーシーが現地14日(火)に解雇されたことは、バッファロー・ビルズを見ていた者にとっては衝撃的なことではなかった。

驚くべきかどうかはさておき、クオーターバック(QB)ジョシュ・アレンはドーシーの退任に責任を感じている。

『NewYorkUpstate.com』によると、水曜日に報道陣に対して、自分がもっと良いプレーをしていれば、ドーシーはまだスタッフの一員だったと思うと説明したアレンは「間違いなく、俺はそれを個人的なことと捉えている」と話したという。「大切な人がああいう状況になるのを目の当たりにするのも、自分がもっとできていれば、このオフェンスがもっとできていれば、ああいうことをする必要はなかったと分かっているのも、とてもつらいことだ」

アレンとビルズは時おり見せる爆発的な攻撃(例えば、シーズン第4週に48対20で勝利したマイアミ・ドルフィンズ戦)を除けば、ほとんどの週で期待に応えていない。リーグで最も多いインターセプト(11回)とギブアウェイ(14回)を喫しているアレンは、かつて見せていた魔法のような指揮能力を発揮するのに苦労している。3回のターンオーバーを喫して最終的に24対22で敗れた前回のデンバー・ブロンコス戦のように、アレンのボールに対する不注意がビルズを勝利から遠ざけた例もいくつかある。

アレンが試合後に落胆と苛立ちの表情を浮かべることはあまりにも多い。何が悪かったのかと聞かれても、アレンは途方に暮れるばかりだ。

水曜日に内省する機会を与えられたアレンは、何が問題なのか分かっていると認めた。その内容はドーシーの解雇と同様に、驚くべきものではない。

アレンは「ターンオーバーに関しては、負けた試合ではひどいし、それは隠すまでもないことだ」と話している。「俺たちは壊れたオフェンスでも、壊れたチームでもない。だけど、勝ったときと(ターンオーバーを喫して)負けたときの差はものすごく激しい。繰り返しになるけど、それは俺の責任だ。俺たちはもっと良くならないと。俺自身ももっと良くならないと」

2023年シーズン、アレンには素晴らしい瞬間もあった。アレンとビルズはシーズン第2週にラスベガス・レイダース、シーズン第3週にワシントン・コマンダース、シーズン第4週にドルフィンズを撃破している。しかし、そこからビルズは攻撃力を取り戻すのに苦戦しており、コーナーバック(CB)トレデイビウス・ホワイトやアウトサイドラインバッカー(OLB)マット・ミラノといった信じられないほど重要なディフェンダー2人を失った後、守備面でもエネルギーを欠き、平凡なパフォーマンスを見せている。

ドーシーを解雇したのは適切な判断だと見られているかもしれないが、それで何かが解決する保証はない。

結局はアレンのパフォーマンス次第だ。アレンが進む方向にビルズも進む。アレンがエンジンを全開にしてフットボールを守りきれば、ビルズが勝利する可能性は飛躍的に高まるのだ。最近のアレンはあまりそれができていない。

それでも、アレンのチームメイトたちは『Madden NFL(マッデンNFL)』の最新作のカバーアスリートに起用された自分たちのクオーターバックに対する自信を失っていない。苦戦ばかりしている選手がそのような地位に上り詰めるものではなく、ビルズの仲間たちはアレンがまた魔法のような力を取り戻すと信じている。

『News 4 Buffalo(ニュース4バッファロー)』のニック・ベロニカによれば、ラインバッカー(LB)ボン・ミラーは水曜日に「昔もこれからも、俺がジョシュをリーグの他の誰かとトレードすることはない。試合に出たことがある偉大な選手の誰とでも、ジョシュとトレードするつもりはない。あいつの限界を俺はまだ見たことがない」と語ったという。

5勝5敗のビルズは手遅れになる前に早く問題を解決した方がいい。ビルズはアレンがミスをなくし、速やかに調子を取り戻すことを期待しているだろう。

【RA】