ブラウンズがフリーエージェントのQBフラッコとのワークアウトへ
2023年11月18日(土) 00:11クオーターバック(QB)デショーン・ワトソンがシーズン終了になったことから、クリーブランド・ブラウンズは他の選択肢を試している。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが状況を知る人物の話を元に報じたところによれば、ブラウンズが現地17日(金)の午前にクオーターバックのワークアウトを行い、参加者には元スーパーボウルMVPのジョー・フラッコが含まれているという。
33歳のフラッコは2022年にニューヨーク・ジェッツから5試合に出場し、うち4試合で先発を務めた。ベテランのフラッコは2008年NFLドラフトの1巡目でボルティモア・レイブンズから指名を受け、15シーズンでプロボウルの栄誉に浴することはできなかったものの、レイブンズが第47回スーパーボウルで勝利する支えとなり、この試合のMVPに選ばれている。
レイブンズで11シーズンを送った後、フラッコは2019年にデンバーでプレーし、8試合に先発。過去3シーズンはニューヨーク・ジェッツの一員として先発9回を数えている。2022年はパス成功率57.6%、1,051ヤード、タッチダウン5回、インターセプト1回をマーク。ジェッツはフラッコが先発した4試合で1勝3敗だった。
現段階で、フラッコは機動力に欠けた制限のあるパサーだが、その経験はクリーブランドのQBルームに恩恵をもたらす可能性があり、ピンチの際には先発の役割を担うこともできる。
今週に行われるライバルのピッツバーグ・スティーラーズとの試合では、5巡目指名の新人QBドリアン・トンプソン-ロビンソンが先発する見込みだ。今季に2試合に先発し、もう1試合の大部分でもプレーしていたP.J.ウォーカーが、筆頭のバックアップとなる。
トンプソン-ロビンソンが苦戦した場合、もしくは負傷した場合、6勝3敗でAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)第6シードの位置につけているブラウンズを率いていくのはウォーカーの役目となる。しかし。ブラウンズはQBルームに別の腕も必要としており、プレーオフの経験がある選手を加えることは、ヘッドコーチ(HC)ケビン・ステファンスキーにとって理にかなっている。
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