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チーフスのケルシーがTEとして最短で1万1,000ヤードを達成

2023年11月27日(月) 11:58


カンザスシティ・チーフスのトラビス・ケルシー【AP Photo/David Becker】

2度目のスーパーボウル制覇から『Saturday Night Live(サタデー・ナイト・ライブ)』の出演、そしてシンガーソングライターのテイラー・スウィフトとの熱愛まで、2023年にトラビス・ケルシーの話題は尽きない。

カンザスシティ・チーフスのスタータイトエンド(TE)であるケルシーは現地26日(日)の試合でキャリア通算レシーブヤードが1万1,000ヤードに達し、タイトエンドとしては4番目ながら、最も早くこの記録を打ち立てた。

ケルシーはチーフスがラスベガス・レイダースに31対17で勝利した試合の第2クオーターで27ヤードのパスをキャッチしたことでこの大台に乗っている。NFL史上最短となる154試合目で1万1,000ヤードに到達した。殿堂入りを果たしているトニー・ゴンザレスが191試合でこれまでの最短記録を保持していた。

ケルシーはこの試合で15ヤード稼げればキャリア通算1万1,000ヤードを達成できていたところ、最終的にはレシーブ6回で91ヤードを記録し、キャリア通算ヤード数を1万1,076ヤードに伸ばしている。

ケルシーのレシーブヤードはタイトエンドとしてすでに歴代4位に入っており、1万ヤードを達成した4人のTEのうちの1人だった。ケルシーはこれで1万1,841ヤードを記録しているアントニオ・ゲイツとの差をさらに縮め、2024年にその記録を超える可能性は高い。現在ジェイソン・ウィッテンが1万3,036ヤードで歴代2位、ゴンザレスが1万5,127ヤードでトップに立っている。

プロボウルに8回、オープロに4回選ばれているケルシーは、将来の殿堂入りに向けて華々しい経歴を積み重ねており、史上最高とも言えるタイトエンドであることを証明し続けている。34歳のケルシーはタイトエンドとしてのレシーブ数、レシーブヤード数でもすでにトップ4に入っており、TEとして100レシーブヤードを記録した試合数は最多を数え、8度目となる1,000ヤード超えのシーズンを突き進んでいる。タイトエンドで4シーズン以上記録している選手は他にいない。

話題の絶えない年を送っているケルシーにとって、日曜日はまた新たな節目となった。

【R】