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ブラウンズQBトンプソン-ロビンソンが脳しんとうでブロンコス戦を途中離脱

2023年11月27日(月) 12:02


クリーブランド・ブラウンズのドリアン・トンプソン-ロビンソン【AP Photo/David Zalubowski】

現地26日(日)に29対12で敗れたデンバー・ブロンコス戦で、クリーブランド・ブラウンズのクオーターバック(QB)ドリアン・トンプソン-ロビンソンはパスプレーの最後に強烈なヒットをくらって脳しんとうを起こし、試合から除外された。

17対12で相手を追いかけていた第3クオーター終了間際、トンプソン-ロビンソンはパスに失敗したプレーでヒットを受けて地面に倒れ込み、しばらく立ち上がれない状況に陥ったことを受けて退場した。ブロンコスのラインバッカー(LB)バーロン・ブローイングはこのプレーで、ラフィングザパサーのペナルティを科されている。結局、トンプソン-ロビンソンは自力でフィールドを離れてメディカルテントに向かうことができたが、放送では口元が血まみれになっている様子が映し出されていた。その後、トンプソン-ロビンソンはタオルを頭からかぶってロッカールームへ向かっている。

3番手のジョー・フラッコがアクティブ登録されていなかったことから、唯一出場可能なクオーターバックとなっていたP.J.ウォーカーがリリーフとして出場した。

トンプソン-ロビンソンはブロンコス戦で今季3度目の先発出場を果たしている。デショーン・ワトソンが負傷したことによってシーズン第4週に先発を務めたトンプソン-ロビンソンは、ワトソンが手術を必要とする肩の骨折に見舞われて残る試合を欠場することになった後に、シーズン第11週の先発に指名された。

退場するまでにトンプソン-ロビンソンはパス29回中14回を成功させて134ヤードをマーク。その前のポゼッションではチームをタッチダウンドライブに導いた(2ポイントコンバージョンには失敗)。

ヘッドコーチ(HC)ケビン・ステファンスキーは試合後に「明らかに、他の選手と同じように、良いところもあれば悪いところもあり、そこから学べることはある。ご存じのように、彼は戦っていたときに不運にもあそこで打撃を受けた。クオーターバックがああいうふうにヒットを受けるのは見たくないものだが、彼は戦っていた」と述べた。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)出身の新人であるトンプソン-ロビンソンは今季に出場した5試合で、パス109回中58回成功で429ヤード、タッチダウン1回、インターセプト4回を記録している。

ウォーカーも今シーズンに2試合で先発を務め、5試合に出場。そこで2回の決勝ドライブをリードした一方で、5回のインターセプトを喫したことが、ブラウンズがワトソンの手術後にトンプソン-ロビンソンを起用した一因となった。ウォーカーはブロンコス戦の最終クオーターをパス13回中6回成功で56ヤード、タッチダウン0回、インターセプト0回という成績で終えている。

【RA】